定時後に映画館

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映画「アナザーラウンド」ネタバレあり感想

anotherround-movie.com

 

Amazonプライムビデオのオプション「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で見れたので見た。

マッツミケルセンが飲んだくれるというだけでSNS上で話題になっていた記憶があるが、賞レースに絡んでいるとは思ってもみなかった(アカデミー賞の国際長編映画賞の監督賞にノミネートされているらしい)。

中々面白かったのでネタバレ込みで感想を書いていくぞ。

 

ざっとあらすじ

マッツミケルセン含めメインキャラクターは4名の中年教師。マッツミケルセン演じるマーティンはいわゆる”さえない中年”で生徒による授業の評判も悪いし、家庭(妻と息子が2人いる)も冷え込んでいる状態。

マーティンら4人の中年は血中アルコールを0.05%に保つと良いという論文の検証と言う体で常に酒を飲んでいる生活を営む。中盤までは人が変わったことで学校での仕事も家庭も良くなっていったのだが、実験の内容がエスカレートしていき、次第に”好きなだけ飲む”⇒”限界まで飲む”と酒量が増えていく。

”限界まで飲む”で大失敗をした4人は酒を控えることを決めたのだが、うち1名が酒をやめきれず中毒になったまま死亡してしまう(自害か事故かは作中で明言されていない)。ちなみにマッツ演じるマーティンも酒の影響で妻と破局する地獄を経験している。

 

が、オチとしてはマーティンは嫁から元の関係に戻りたいと言われ、死んだ1名を除いた他2名の仲間も人生が上向き加減。生徒たちの卒業式の後の酒盛りでマーティンがイケてるダンスを踊って海に飛び込もうと跳んだショットでエンディング、といった具合だ。

 

酒で大失敗したけど、結果的に死んだ1名以外はハッピーエンド的に終わっているのが特徴的な作品である。

 

所管

”0.05%に保つ社会実験”という点に惹かれて視聴したが、誇張のなされていないヒューマンドラマという印象を持った。面白い。業務中に飲む行為はそもそも違反行為なので作中通して何かしらの緊張感があるし、酒との向き合い方も段階的に変化しているので全く退屈しないし大体マッツミケルセンが画面にいるだけで画面も映えるわな無敵かよって感じ。

アルコールと人間の付き合い方あるいは人生一般的に起こりうる事象を良く描けていると思っていて、”大失敗をしても人間は懲りずに酒を飲むし、結果的には人生も悪い方向には転ばない。むしろ酒を飲むことで好転した”という主人公の作中の動きが普遍的な酒飲みの人生であり、一方で死に至ってしまう友人もいるという酒の最悪の一面を友人の死で表現しているバランスの良さを感じた。酒で大失敗した日に見たい作品。

ぜひご覧あれ。

 

 

アマチュアが出場するM-1グランプリ2022

www.m-1gp.com

漫才No1を決める有名な番組がある。M-1グランプリというのだが、皆さんご存知だろうか。

私はお笑いがそこそこ好きで、”あれは面白い”だの”これはスベってる”だのと好き勝手言いながら楽しむ素人なのだが、"そんなに言うならお前も笑いをとってみたらどうだ?"とただの批評マンを許さない善意が自らに問いかけた。

 

というわけで、幼馴染を誘ってM-1グランプリに出場した。

結果は見事に1回戦敗退だったのだが、笑いは甘くないと学ぶことが出来たので貴重な経験だったと思っている。

 

世の中にはアマチュアでもM-1グランプリに出たいという人がたくさんいるであろう。そういった方々の指標になると嬉しい。

 

■申込方法

そんなものはM-1グランプリのホームページを見れば分かるのだが、ポイントだけ記載しておこう。

エントリーシートをDLして、必要事項を記入して郵送。芸名や1回戦の希望参加日(複数回選ばないといけない)など重要事項も含まれるのでよく考えて記入すること。ご自身だけでなく相方の捺印も必要なので注意だ。

・コンビで写っている写真をエントリーシートに同封しないといけない。どんな写真?と我々も迷ったのだが、M-1決勝戦でコンビがガッツポーズを決めているあのイメージでスマホで撮影し、カメラのキタムラで現像した。結果、無事受理されたのでそういった感じで大丈夫なのだろう。

・手書きなので丁寧に書こう。我々は悪筆故にコンビ名が誤って登録されてしまった

 

■当日に至るまで

予選は8月からスタートするのだが、厄介なことに

①参加可能な日程を複数選択しなければならない

②かつ自身が出場する日がいつになるかは、本番1w前ではないと分からない。

という状況なので、エントリーシートで希望した日程はすべて開けておく必要がある。

 

我々は7月の中旬に郵送をして、エントリーNo200番代前半であったのだが、一番早い日程で出場が組まれた。

後述するが、1回戦で予選敗退しても、(今年の場合は)エントリーが早いコンビだけ1回戦に再度挑むことが出来る仕組みがある。

というわけで、エントリーは早ければ早い方が良い

 

■我々の闘い

お互い漫才などしたことのないただの社会人である。相方は会社の忘年会などで同僚を沸かせていたらしいが、映画ブログなどを書いているド陰キャである私がそんな経験したことがあるわけもない。
というわけで、準備は綿密にしたいと思っていたが、お互い社会人なので何度もネタ合わせをするわけにはいかない。

したがって、以下のような形でネタを作っていった。

①私がLINEでネタの文章を送りまくる。とりあえず数を稼ぐ

②相方に採用不採用を判断してもらい、採用したものについては相方の赤字を反映していく

③実際に私が音読をして、2分に収まるかどうか(1回戦は2分、2回戦は3分・・・と勝ち進んでいくと持ち時間が多くなっていく)を検討する。2分をオーバーする用ならば原稿を削る。

④7月の下旬、相方と候補に残った漫才(5ネタぐらいだった)を読み合わせる。実際に面白そうかどうかの判断をし、1ネタに絞る

⑤出場日が決定した前日に動きも含めてカラオケで練習することに。その日に至るまでに、録音やら音読やらをしてネタを頭に叩き込んでおく(これは私が真面目な性格だった故であり、相方は特に何もしていなかったらしい。何なら前日にネタを変えたいと言ってきた。頭を抱えた)

⑥実際にカラオケで2.5時間ほどネタの練習をする。ネタの練習をしていく中で、”ここはこうした方が良い”とか”ここは削ろう”などと言った意見が当然出てくる。ここまで動きを含めたリハはしていなかったわけなので、当然っちゃ当然だ。録画などをして客観的に見返したりもした。

⑦当日、14時15分渋谷のシダックスホール集合だったので、12時半ごろから最後のネタ合わせをする。

この時点ですでに流暢にネタが出来るようになっていたので、あまり時間をかけていないにしても(クオリティは別として)舞台に立てる程度のネタが準備出来るということは分かった。

 

■当日

受付でコンビ名を伝え、参加費の2000円を払うと、エントリーNoが記載された名札(シール)と2回戦および1回戦敗退者の敗者復活参加の通知書(A4ぺら1両面印刷)が渡される。

そしてエレベーターを上がり待合室へ。待合室と言っても"部屋"ではなく、実際に漫才を行う会場を囲うように配置された廊下を"待合室"エリアとしているだけだ。いくつか椅子が並んでいるだけの簡易的な場所。

ただし、そこで着替えなども出来る。

我々は既にスーツに着替えていたのでよかったが、The芸人のような緑色のビビットなスーツを身にまとった方々もいて(プロとアマチュアは混合して出場するので、同じ待合室にプロの芸人がいるのは当然である)、そういった方々は普通に待合室で着替えをしていた。

 

15分に受付をして、出場は50分だったので、待合室にいた時間は長い。

ボードに紙が張り出されており、本日の審査員の名が3名分連なっていた。放送作家と・・・あとは誰だっけ?緊張であまり覚えていない。

とにかく緊張していたので、相方とずっと壁に向かってネタ合わせをしていた(よく芸人がしている憧れのやつだ)。この時点ではすでにネタは完成されているので全然かまない。

 

余談だが、1回戦はだれでも閲覧ができる。

前売り券は売り切れていたが、入れ替わりが激しいのか席が空いた分だけ当日券も販売していて、友達が観覧に来てくれた。前売り・当日ともに500円。ハードルが低い。

友人が来てくれたのだが、彼から”ネタ飛ばして地獄になった人がいたから気を付けて”と控室で待っているときにラインが来ていた。それは今言わなくていいだろう。

 

出場の直前になると、舞台袖にある本当の控室っぽいところに通される。舞台の声はありありと聞こえるし、受けているかどうかもわかる。そんな中出場を待つ5組ぐらいの漫才師が順番に並んでいる。ここまで来ると流石にネタ合わせをしている人は少ない。全身鏡がいくつかおいてあり、ちゃんと身だしなみを確認することが出来る。

我々ももはやここではネタ合わせなどをせず、隣の舞台で行われているであろうネタに耳を澄ませていた。我々の数組前のプロの漫才師が滅茶苦茶なウケをとっていて、思わず僕も笑ってしまった。友人曰く、”10組に1組ぐらいが会場全体が沸くぐらい”の温度感らしい。

 

んで、本番。前の組が終わると舞台袖のスタッフに「どうぞ」と言われて、舞台に「どうも~」などと言いながら入っていく。舞台に出る前は気が狂うほど緊張していたが、舞台に出てみるともはやネタのことしか頭になく、ミスなくやり遂げることが出来た。

が、視線をどこにやるか、とかそういった類の所作に気が回るほどの余裕はなく、会場はほぼ満席、目の前にカメラが置いてあって、おそらくサクラではなかろうか?というぐらい大きな声で笑ってくれるおじさんがいて大分安心して漫才が出来たということは覚えている。見に来てくれた友達を探す余裕もなかった。

あっという間に二分間。舞台裏にはけて先ほどの舞台袖の待合室の荷物を回収し、撤収というった流れだ。ちなみに1回戦は2分間までのネタが審査対象で、2分15秒を過ぎると警告音が鳴り、2分30秒で強制終了となる。我々は警告音を訊くことなく無事終えることが出来た。

 

■その後

競馬やら酒やらで時間を潰し、20時からのインスタライブの結果発表を待つ。驚くべきことに、1回戦はその日のうちに当落が確定する。youtubeに動画がアップされるのは上位3組(プロ・アマ問わず)とナイスアマチュア賞をとった組のみ。

ネタ自体は失敗なく終えることが出来たので、謎の達成感があり、まあ通る可能性が0ではないなという状況で20時を迎えることが出来た。恥ずかしながらナイスアマチュア賞ないかな~などと驕った期待も持っていたのは事実だ。

インスタライブではまずアマチュア賞が発表される。親子で参加したコンビであった。”親子には勝てねえよ”などと酒を飲みながら笑う。その後、司会の芸人さんから、淡々と出場順に1回戦突破したコンビ名が読み上げられていく。んで、我々の直前に大うけをさらっていたコンビ名が読み上げられ、我々の前後がごそっと抜けて我々ではない別のコンビ名が読み上げられる。

特に読み上げられることもなく敗退というわけだ。

 

流石に凹んだが(ノーミスだからと言って通るほど甘くないのだが期待するのが人間である)、まあ所詮は数日準備した程度の漫才だ。少々引きづったが、N次回のカラオケのトイレで知らない学生さんに話しかけられた際にネタにできる程度にはすぐに立ち直った。

”なんか苦しそうですね”

"M-1って知ってます?あれの一次予選落としちゃって"

"え、本物の芸人さん?"

”君は大学生だろう?芸人を目指すのだけはやめなよ”

”ふつう目指さないですけどね・・・”

プロの芸人に謝らないといけない。私はカラオケのトイレの中でのみ、プロの芸人であった。

■反省など

相方の意向に任せたのだが、1回戦のリベンジマッチには参加しないことに決めた。まあやるとしたら来年、とのことだが、もうやることはないだろう。誘ったのは私ではあったが、今度は誘われる側として参加したいものだ。アマチュアが熱量を持ってやるのは中々しんどいので、自分よりやる気のがある人間がそばにいないとモチベーションは続かない。

反省点は、ネタを事前に色々な人に見せて練り上げていく過程をごそっと抜かして我々コンビ間で楽に済ませてしまったことに尽きる。本気ならば誰かに協力を仰いでネタを練り上げなければいけなかったのだ。数日の準備と独りよがりなネタ作りでうまくいくわけもない。

 

が、2分間のためにネタを飛ばさない程度に準備をし、実際に漫才をし、少なからず会場が受けたことはとても達成感があった。お笑いが好きな人はお笑いをするということの大変さを身をもって知ることにもつながるので、ぜひともお勧めしたい。

少なくとも、”M-1に出ます”と友人に言うだけで大分盛り上がるので、面白のキャラで友人間で通っている人々はネタ作りにいかがだろうか。

 

 

【劇場版 少女 歌劇 レヴュースタァライトの感想】TV版も総集編も見ていない人がいきなり映画版を見るとどうなるか

cinema.revuestarlight.com

 

見てきた。

 

総評

■個人的には好みではない。

■なぜなら、世の中に多くある映画のフォーマットから逸脱しているため。

■ただし、暴力的なまでに面白いので感想を書かざるを得なかった。

 

記事を書くまでの経緯(読み飛ばししていいよ)

・・・というのが私の感想なのだが、感情が赴くままに半年前ほど前につくったTwitterアカウントで感想を書き殴ると

 

 

自分のフォロワーの10倍を超える「いいね」がついてしまう歪な結果となってしまった。バズった(そもそも所詮は100,200なので大したことではない)ツイートにブログの記事を紐づけるほど愚かしい話はないのだが、反響がそこそこある以上、もう少し丁寧に文章をまとめるのが意見を発する側の責任というか、まあ後残りのない幕引きなのだろうと思って、久々に映画の記事を書くことにした。

なお、残念ながらこの作品の背景は~とかそういうのをググるのが面倒なので、ソースは私の頭の中だけである。違うことが合ったらごめんね(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

ちなみに余談だが、なぜフォロワー数20人程度人間のツイートが想像以上に伸びた理由は、「作品が好みではないが面白い」というポジションの取り方が上手かっただけである。

もう少しまともな感想を喋れる人間はファンにはいくらでもいるだろうし、私の感想は所詮は映画をそこそこ見ている人間のそれこそ”つぶやき”程度と評するのが自然だし(作品名間違えているしね)、ただそれでも私が何かを発することで、誰かがこの作品の魅力を感じたり、考えるきっかけになったとしたら、こんなに嬉しいことはない。

いいねやRTをしてくださった人々には感謝する。

 

前置きはここまで。

 

少女 歌劇 レヴュースタァライトについて私が知っていたこと(読み飛ばして良いよ)

MCUで例えると、いきなりホークアイが暴れ出すことから始まる(友人談)

■友人が30回ほど見ている作品である。

■女の子がたくさんいて、カップリングが出来ている(まとめた画像を友人からいただいた)

 

という程度の知識しかなく、印象としては、「オタクがリピートをしまくっている作品なので、何かしら面白い点はあるのだろう。機会があれば見てみよう」という感じであった。バルト9の夕方割で安く見れそうだったので足を運ぶことにしたのだが、あえてTV版や総集編(ロロロと呼ばれているものだ)は見ないことにした。端的に忙しかったのと、一部の人間からはいきなり映画を見ても良いと言われていたから。

 

その決断の背景には私の慢心もあって、私という人間がそもそも映画が好きなので大体の映画を楽しめてしまうというのと、アニメーションに慣れ親しんでいるから「だいたいこういうものが来るであろう」とある程度の予測をしていた点にある。

多くのTVアニメ作品の劇場版を見てきたが(とは言っても今ぱっと出てくるのは「たまこラブストーリー」とか「涼宮ハルヒの消失」とか「けいおん!」とか「東のエデン」とか・・・京アニが多いな)、大体の作品は、特に面白い作品は、TV版を見てなくても何となくわかる。TV版の延長でありながらも、初見が置いていかれないように劇場版という枠の中で起承転結を作り、物語を分かりやすく組み立てるからである。

だから、「レヴュー」(略称を知らない)もだいたいそんなもんだろうと思ったのだが、大分予想が外れたのでビックリしたという感じ。

 

「レヴュー」がなぜ面白いのか、なぜあまり好きじゃないのか(感想本番)

これはツイートした内容と同様だが、この作品を一言で表すと「映画の一番面白い場面を2時間流し続けるために9割をクライマックスで構成して、それが上手くいってしまった作品」である。

2時間の上映時間のうち、アドレナリンが出る過激な画面が大半を占める(体感的に)。この作品の唯一無二(本当に唯一無二だと思う)の魅力はそこだ。で、もっと言うと、「アドレナリンが出続ける作品を退屈だと思う人はあまりないので、つまりはアニメアレルギーがなければ大抵の人間が楽しめる作品」である。

少しオタクかじった人間に対して万人に自信を持って薦められる作品だと感じた。

 

もう少し丁寧に「9割クライマックス」の仕組みについて書くと、この作品が「歌劇」をテーマにしているだけあって、作中に何回もミュージカルパート(ディズニー映画のキャラクターが歌って踊るシーンを想像してほしい)が存在する。

そのミュージカルパートは、カップリングのキャラクター2名が、バチバチにお互いへの想いをぶつけあい(耳に残るフレーズ、歌、そしてキャラクターが本当に武器を携えて戦闘をする)、最終的に仲直りするという構成で例外はない(最初の1曲は例外)。

少女のコンプレックスと相手への感情を暴力を携えてぶつけ合い、最後滅茶苦茶近い距離間で仲直りする様は、何というか官能的である。暴力とエロは無条件に面白いものだ。それを叩きつけられて、かつ、それが劇中に何回も散りばめられていたら、作品全体が面白いものになるのは当然である。

 

が、ただ激しい映像とキャラクターの心情吐露が続いても、人は集中力を失う。

多くの映画が激しいアクションシーンの連続で構成されていないのは、つまらないからだ。だいたい人の集中力は15分とかそれぐらいだと言われていて(なんかの本で読んだ)、場面の転換を上手に行わないと、退屈なアクション映画と同じになってしまう。

その"場面の転換"の静かなシーン(まともに物語を描いているシーン)の描き方が上手で、視聴者が想像で補える最低限の情報だけを描いているので、無駄がない。かつ、ミュージカルパートが最大限映えるための下準備としての情報しか散りばめていないので、効果的だ。

僕があまり好きじゃないのはこの点なんだけど、「このセリフやシーンを最低限描いておけば、脳内補完して(あるいはTV版からの文脈で)何が伝えたいのかわかるだろう。」という視聴者への信頼の元成り立っている構成だと思う。普通の人間が創作しようと思ったら、もっともっとと詰め込んで、冗長な作品になりかねない。が、この作品は最低限を描いて、すべてをミュージカルパートで発散するという難しい構成を上手くやってのけてしまった、ということである。

ただ、映画の基本を疎かにしているわけではなくて、主役2名(愛城さんと神楽さん)の関係性を描くという基本の筋は通っていて、脇を固めるキャラクター達の関係についての描写は最低限のセリフで補っているというイメージ。重ね重ねになるが、普通の人間が創作しようとしたら、2名を立てて、それ以外のキャラクターも死なないように印象的なシーンや言葉を散りばめ、ミュージカルパートで主役として立てる、という構成を上手く仕上げることは出来ないと思う。

 

これはイメージでしかないが、以下のような感じだろうか。

 

【普通のTVと劇場版の関係】

・TV版で起承転結がある。

・劇場版でも起承転結がある。

・TV版、劇場版を含めて、大きな起承転結がある。

 

【レヴューの場合】

・(見てないけど)おそらくTV版で起承転結があるのだろう。

・劇場版は、主要2名の最低限の起承転結を描き、それ以外のキャラクターについては転と結を劇的に描くことに集中した。

・当然、TV版と劇場版を含めて、多い起承転結がある。

 

まとめてみると、本当にキャラクターに依存した作品だなあと思う。魅力的なキャラクターじゃなかったらこの作品はあまり面白くなかったんだろうな、と思ったので、次の見出しでキャラクターについて語ろう。

 

キャラクターとレヴューについて(感想本番)

正直キャラクターについてはTV版を見ないと全然わからん。主役2名の関係はよく分かったけど。ファンじゃなくてもこの映画は楽しめるけど、ファンのほうが圧倒的に楽しめるんだろうな、と思った。

その他のメンバーについては彼女らが何を目指しているのかは分かったが、ミュージカルパートの小競り合いで初めてカップリングがどういう関係だったのかを把握して(まあ把握できてしまうのがすごいんだけどね)、暴力と官能に塗れたシーンを楽しんで、終わりという感じだ。

が、こればかりは作品を観て感じてほしいんだが、絵がぬるぬる動くし、キャラクターのセリフも一つ一つが尖っていて印象に残るし、音楽も舞台もキャラクターによって全然毛色が違うから、作中等して飽きを感じることが全くなかった。

 

当然作中通しての一番のクライマックスは愛城さんと神楽さんのレヴューなんだけど、それに向けて各キャラクターのレビューの内容が徐々に過激になっていく様はボルテージをあげさせられているようで楽しかった。「私はいつだって可愛い」とラストの息遣いと転がっている様がエロ過ぎる天堂 カップリングが一番よかったな。でも愛城さんと神楽さんが向き合っているあのシーンに敵うものはないな。

 

まあでも大暴れしちゃうし、好き好き隠しきれていない大場ななが一番かわいい。

ポイントは、何もわからないけど、雰囲気で推しが作れてしまうこの作品の勢いだ。

何もわからないけど大場ななが一番かわいいと分かってしまうんだな。

 

このコンテンツについて

バルト9で私が見に行ったのは9月13日で、これはリバイバル上映らしい。おそらくファンの人が何度も足を運んで、まだ稼げると劇場側が判断したからだろう。

僕のツイートが謎の伸びを見せてしまったのも、ファンの熱量があったからだ。

とても良いコンテンツだと思う。

前述したが、この作品は視聴者への信頼(理解してくれるよね、分かるよね)の上で成り立っているもので、それはおそらくTV版から積み上げてきた文脈があったからこそ成功したのだろう。中途半端に初見に忖度したありふれた卒業をテーマにした学園ドラマにしていたら、ただの凡作として沈んでいたからだろう。最高のキャラクターの劇を描きたいという執念の元、本来やりたかったこと、あるいは映画としてやっておいた方が良いものを、を抑えて抑えてこの作品が出来たのではないだろうかと推測する。

作り手がファンを信頼して作品を作り、ファンはそれで楽しんで、何度も足を運んでいるのだから、こんなに素晴らしいことはない。

私が劇場に足を運んだのも、ファンのオススメがあったからこそだし、今までにない作品を観ることが出来て良かったと思っている。

今回のオチ

大場ななが一番かわいい。

ばななぶら下げてるのに、あの攻撃力は何なの?

 

 

 

劇場アニメ『映画大好きポンポさん』の感想(ネタバレあり)

pompo-the-cinephile.com

久々にいい映画を見たので感想を書きたい。

面白いポイント

まず、「映画作り」にフォーカスしたアニメ映画であること。「映画大好き」の名に惹かれて見に来た人間全員を納得させる出来になっていると思う。創作をテーマにした作品は世の中にごまんとあるが、映画作りの過程を映画好きのために丁寧に描いていると思った。プロデューサー・脚本のポンポさん、監督・編集のジーン、役者のナタリーの視点で、映画作りにおけるハードルとそれを乗り越える過程が描かれているので、映画がどのように成り立っているのかが点ではなく線で見える。それだけでも、映画が好きな人は楽しめるのではないだろうか。

特に、劇中2回存在するクライマックスが”資金繰り”と"編集"に割かれるとは思えなかった。が、映画はチームで作られるもので(これは劇中でポンポさんも語っている)、"映画作りを描く映画として画面映えしないシーン"も当然映画作りでは重要な工程であり、それから逃げずに、というかむしろ本作の要として立たせているのが、この映画が映画好きに向けられた映画であることの証明であるように思える。

通常では画面映えしないシーンをクライマックスにおけるのは、展開にある程度の虚構性が許され(本作におけるアランのプレゼンなど)、ただ映しているだけでは地味なシーンをカッコいい画と音楽で装飾できるアニメーション(ジーン覚醒~編集)ならではだとも思う。

 

「題材が良い」だけでは魅力的な映画にはなりえないが、映画作りの描き方ももちろん良い。前述の"資金繰り"と"編集"にクライマックスを乗せたという話のディテールになるが、驚くべきことに前者のシーンの主役はぽっと出のモブ銀行員のアランである。一方で、後者の映画作りの神髄を担うのは主人公のジーン。この二名の対比がとても良い。映画を作る側に落ちた人間(一つのことに熱中し他のすべてを犠牲にした人間)と、映画を作る側になれなかった(=強引な言い方をすると上手く生きていけるが熱中が出来なかった)人間両者にスポットライトを当て、かつ両者の活躍を賞賛し、一つの作品が出来上がるというシナリオがとても好きだ。私は熱中できなった側の人間でただの映画好きでしかないが、そちらの人間の活躍の仕方も描いているというのは、創作に憧れ創作が出来なかった人間への救いであるような気がしている。反対に、創作する側の人間が、あるいはそうでなくても何かに熱中し続けた人間が大切なもののために切ってきた経験や関係を肯定する、後ろ向きと思われる現実を前向きに捉えるためのメッセージも込められている。両者は対局でありながらも、ブレイクスルーのきっかけは犠牲を払うことへの覚悟であるという共通点もあり、「都合の良いこと言ってんなぁ」と思わせないのも素晴らしい。テーマの扱い方も丁寧であり、メッセージも明確なのだ。

 

あとは、細かいが大切な点。作品の端々に存在するキャラクターのセリフや心情の描き方が上手い。本作はポンポさんが映画作りの天才である故に、「映画はこうあるべきである」という論や議論は多発しているが、そのあるべき論は「映画大好きポンポさん」という作品で忠実に守られているので、観客は面白い映画を見ているんだという答え合わせをしながら作品を追うことになる。

また、本作は作品を作る人間、あるいは作る人間を後押しする人間の感情の動きを、創作する過程に乗じてドラマチックに描いているが、人間の感情の機微を言葉という分かりやすいツールで増幅させて語らせるのはダサい。が、アニメーションという媒体を選んだ以上ある程度の分かりやすさは必要だが、そこで「作中作」がとても良い仕事をしている。作中作の人物の動きやシナリオにキャラクターの心情を乗せることで、作中作がどのようなストーリーラインなのかを無視せず(映画作りを描くのだから無視はできない)、かつ自然にキャラクターの気持ちを動きを描いている。

 

キャストと劇中歌について

若い才能の選択と挑戦を描いているので、キャストもこだわっているのだろうと視聴後ググってみたがどんぴしゃで、主人公のジーンの声を当てている清水尋也さんは声優初挑戦(上手かった)、作中作のヒロインのナタリーを演じる大谷凜香も(これはいい意味でのっぺりとした棒っぽい声色でキャラにあっていた)劇場アニメーション初挑戦とのこと。私が好きだったのでエンドロールを見ていて気付いたのだが、カンザキイオリ氏が楽曲の制作を行っており、劇中歌のうちの1曲は花譜が歌っている。主題歌は新人歌手が歌っているとのこと。

全体的にフレッシュな印象だったのは、キャスティングのお陰でもあったと思う。プロデューサーが良い仕事をしたのだろう(劇中で大活躍を見せたポンポさんの手腕に劣らない腕を見せている)。

 

今回のオチ

僕がこの記事で一番気に入っているのは原稿が2000文字ってところですね。

 

 

2013年から記録してきた1100本近くの映画を5段階評価した。

今週のお題「自由研究」

お盆で暇だったので、これまで見てきた映画を5つのカテゴリに分けた。

備忘として残しておく。ざっくりしているかつ抜けて漏れがある可能性があるので、1100なかったらごめんな。あと被ってるかもしれない何作か。

 

 

 

★見てほしい

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

パラサイト 半地下の家族

天才作家の妻 40年目の真実

勝手にふるえてろ

ソウルフル・ワールド

グリーンブック

ジョーカー(2019)

インクレディブル・ファミリー

はじまりのうた

スパイダーマン:スパイダーバース

スリー・ビルボード

ズートピア

シング・ストリート 未来へのうた

007/カジノ・ロワイヤル(2006)

シュガー・ラッシュ

ボヘミアン・ラプソディ

ブルーに生まれついて

プラダを着た悪魔

華麗なるギャツビー(2013)

ラ・ラ・ランド

LIFE!

映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

ワン・デイ 23年のラブストーリー

キック・アス

ルビー・スパークス

たまこラブストーリー

アメイジングスパイダーマン

ニュー・シネマ・パラダイス

時をかける少女(2006)

風立ちぬ(2013)

地獄でなぜ悪い

愛がなんだ

チョコレートドーナツ

思い出のマーニー

ラブ・アクチュアリー

プラダを着た悪魔

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

ライフ・イズ・ビューティフル

ミリオンダラー・ベイビー

スティング

ローマの休日

アバウト・タイム 愛おしい時間について

アラジン

365日のシンプルライフ

ワイルド・スピード SKY MISSION

美女と野獣(1991)

はじまりのうた

グラン・トリノ

花とアリス殺人事件

アメリカン・スナイパー   

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

博士と彼女のセオリー

セッション

her 世界でひとつの彼女

アーティスト       

キングスマン

Mr.インクレディブル

ブルックリン

フォレスト・ガンプ 一期一会

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

スタンド・バイ・ミー

(500)日のサマー

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

リリーのすべて

レオン

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス

ターミナル

ベイビー・ドライバー

湯を沸かすほどの熱い愛   

セッション

女王陛下のお気に入り

アベンジャーズ/エンドゲーム

ジョーカー(2019)

フォードvsフェラーリ

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

ジョジョ・ラビット

インクレディブルファミリー

 

★面白い

ゾンビランド

ゾンビランド ダブルタップ

ファイティング・ファミリー

キャラクター

ラーヤと龍の王国

みかんの丘

セールスマン

ザ・シンプソンズ MOVIE

ローガン・ラッキー

スキャンダル(2019)

アマンダと僕

キャスト・アウェイ

そこのみにて光輝く

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア

シャッター アイランド

最高の人生の見つけ方(2007)

ブロークバック・マウンテン

ジョゼと虎と魚たち(2020)

ジャージー・ボーイズ

ザ・フォーリナー 復讐者

町田くんの世界

浅田家!

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

TENET テネット

永遠に僕のもの

愛のむきだし

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者

リバー・ランズ・スルー・イット

映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦

映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲

クレイマー、クレイマー   

アイリッシュマン

マリッジ・ストーリー

南極料理人

ホームレス ニューヨークと寝た男

ワイルド・スピード

ワイルド・スピードX2

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT

ワイルド・スピード MAX

ワイルド・スピード MEGA MAX

ワイルド・スピード EURO MISSION

ミスト

アノマリサ

ジョン・F・ドノヴァンの死と生

ラストレター(2020)

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

わたしは、ダニエル・ブレイク

シャイニング

ビューティフル・デイ

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

ロストパラダイス・イン・トーキョー

アナと雪の女王

パディントン

パディントン

彼女がその名を知らない鳥たち

さよならくちびる

永遠の門 ゴッホの見た未来

ボーダーライン(2015)

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

エクス・マキナ

宮本から君へ

きみと、波にのれたら

長いお別れ

リズと青い鳥

15時17分、パリ行き

ブリグズビー・ベア

恋は雨上がりのように

アメリカン・ハッスル

サイコ(1960)

彼らが本気で編むときは

バイス

シャザム!

キャプテン・マーベル

戦場のピアニスト

生きてるだけで、愛。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト

ヘアスプレー

ヴェノム

影裏

レディ・バード

光(2017・日=外・河瀬直美監督)

ビューティフル・ボーイ(2019)

あん

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

2つ目の窓

散り椿

ザ・ファイター

レスラー

トランスポーター

ある少年の告白

若おかみは小学生

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

セブン

プロメア

検察側の罪人

2分の1の魔法

来る

海よりもまだ深く

ラッシュアワー(1998)

I am Sam アイ・アム・サム

たかが世界の終わり

ワンダー 君は太陽           

1917 命をかけた伝令

万引き家族

T2 トレインスポッティング

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

レディ・プレイヤー1

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

リップヴァンウィンクルの花嫁

メメント

オーシャンズ11

ジョゼと虎と魚たち

アメリカン・ビューティー

グラディエーター

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

ブラックパンサー

リメンバー・ミー(2017)

さよならの朝に約束の花をかざろう

シェイプ・オブ・ウォーター

風と共に去りぬ   

カフェ・ソサエティ

グレイテスト・ショーマン

散歩する侵略者

ユージュアル・サスペクツ

百円の恋

ファイト・クラブ

オリエント急行殺人事件(1974)

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー

きっと、いい日が待っている

92歳のパリジェンヌ

未来を花束にして

スパイダーマン:ホームカミング

ビニー/信じる男

カーズ/クロスロード       

はじまりへの旅

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ

時計じかけのオレンジ

モアナと伝説の海

ウエスト・サイド物語

午後8時の訪問者

美女と野獣(2017)

LION ライオン 25年目のただいま

愚行録

マリアンヌ

世界一キライなあなたに

この世界の片隅に

マネー・ショート

聖(さとし)の青春

ヒックとドラゴン

ガリーボーイ

SCOOP!       

天使にラブ・ソングを…

メリー・ポピンズ

ONCE ダブリンの街角で

ビフォア・ミッドナイト

ビフォア・サンセット

恋人までの距離(ディスタンス)

きみに読む物語

トゥモロー・ネバー・ダイ

トイ・ストーリー

007/ゴールデンアイ

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ

007/慰めの報酬

ゴッドファーザー

ライオン・キング

マンチェスター・バイ・ザ・シー

ゴーン・ガール

カールじいさんの空飛ぶ家

トレジャー・プラネット

偽りなき者

愛、アムール

映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館ミュージアム

アルゴ

秒速5センチメートル

紅の豚

プーと大人になった僕

スティーブ・ジョブズ(2015)

映画 クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!

名探偵コナン 世紀末の魔術師

言の葉の庭

俺はまだ本気出してないだけ

二流小説家 シリアリスト

モンスターズ・ユニバーシティ

モンスターズ・インク

SHORT PEACE

サマーウォーズ

オリエント急行殺人事件(2017)

マジック・マイク

Love Letter(1995)

劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

パシフィック・リム

スクール・オブ・ロック

劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲

そして父になる

アベンジャーズ(2012)

凶悪

華麗なるギャツビー(1974)

サカサマのパテマ

ゼロ・グラビティ

雲のむこう、約束の場所

ルパン三世 カリオストロの城

ソラニン

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)

鍵泥棒のメソッド

小さいおうち

ウォーターボーイズ

ジュマンジ

ワン チャンス

アナと雪の女王

アデル、ブルーは熱い色

アメイジングスパイダーマン

きっと、うまくいく

るろうに剣心

パコと魔法の絵本

プリズナーズ

シェフ!  三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

アラジン(2019)

マイ・ブラザー(2009)  

ロード・オブ・ザ・リング

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島

ぼくたちの家族

君の膵臓をたべたい(2018)

マンデラ 自由への長い道

アントマン&ワスプ

スター・ウォーズ

スター・ウォーズ 帝国の逆襲

スター・ウォーズ ジェダイの復讐

スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

容疑者Xの献身

X-MEN:フューチャー&パスト

私の男(2014)

舟を編む

プリティ・ウーマン(1990)

渇き。(2014)

ショーシャンクの空に

ブルース・ブラザース

フィールド・オブ・ドリームス

ケープタウン(2014)

ブルーバレンタイン

スラムドッグ$ミリオネア

第9地区

ホテル・ルワンダ

塔の上のラプンツェル

ファンタジア

楽園追放 Expelled from Paradise

インターステラー

シンデレラ(1949)

ファンタジア2000

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

名探偵コナン ベイカー街の亡霊

フューリー(2014)

名探偵コナン 世紀末の魔術師

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)

ベイマックス

リトルプリンス 星の王子さまと私

バンクーバーの朝日

大統領の執事の涙

それでも夜は明ける

ジャッジ 裁かれる判事

6才のボクが、大人になるまで。   

イン・ザ・ヒーロー

花とアリス

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

眠れる森の美女(1959)

プリンセスと魔法のキス   

リトル・マーメイド

ターザン(1999)

ポカホンタス(1995)

アトランティス 失われた帝国

シンデレラ(2015)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

E.T.

サンドラの週末                   

ヘラクレス(1997)                                          

ノートルダムの鐘                                               

グランド・ブダペスト・ホテル

トイレのピエタ

海街diary

ティファニーで朝食を

ブルージャスミン

アリスのままで   

怪盗グルーの月泥棒 

アイアンマン

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー

マッドマックス 怒りのデス・ロード           

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

インサイド・ヘッド           

ジョン・ウィック チャプター2

世界最速のインディアン

ジュラシック・ワールド

ナイトクローラー

バーレスク

パプリカ(2006)

マイ・インターン

アントマン

燃えよドラゴン ディレクターズカット

バクマン。

ファースト・マン

ウインド・リバー

ワンダーストラック

プライベート・ライアン

偽りの忠誠 ナチスが愛した女

ボルト

GO

私たちのハァハァ

マジック・マイクXXL

レッド・スパロー

フリーソロ

バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版

君の名前で僕を呼んで

サウンド・オブ・ミュージック

ショコラ 君がいて、僕がいる

ジョン・ウィック

ショート・ターム

007 スペクター

カメラを止めるな!

ペンギン・ハイウェイ

ウォーリー

完全なるチェックメイト

ブリッジ・オブ・スパイ

オーシャンズ

カーズ

劇場版 ポケットモンスター 水の都の護神ラティアスラティオス

メリダとおそろしの森

007は二度死ぬ

女王陛下の007

明日に向って撃て!

ジュラシック・パーク

007/私を愛したスパイ

マジカル・ガール

ロスト・ワールド ジュラシック・パーク

ジュラシック・パークIII

ピンポン

ヒックとドラゴン

シカゴ(2002)

キャロル(2015)

ルーム

レヴェナント 蘇えりし者

007/ダイ・アナザー・デイ

トイ・ストーリー

ゴッドファーザーPARTII

デッドプール

ゴッドファーザーPARTIII

ウォルト・ディズニーの約束

グランド・イリュージョン

モテキ

アメリ

シン・ゴジラ

ゴーストバスターズ(2016)

ストリート・オーケストラ

ニュースの真相

東京ゴッドファーザーズ

マイ・フェア・レディ

君の名は。

グッバイ、サマー

戦争と平和(1956)

ハドソン川の奇跡

ヘイトフル・エイト

永い言い訳

スポットライト 世紀のスクープ

インセプション

許されざる者(1960)

ダ・ヴィンチ・コード       

溺れるナイフ

ザ・ギフト

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

こころに剣士を

ムーラン(2020)

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

ビューティフル・マインド

幸せなひとりぼっち

14の夜

嫌われ松子の一生

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

64 ロクヨン 前編

64 ロクヨン 後編

日日是好日(にちにちこれこうじつ)

ムーンライト

トレインスポッティング

レミーのおいしいレストラン

ゲット・アウト

メン・イン・ブラック

帰ってきたヒトラー

リトル・フォレスト 夏・秋

リトル・フォレスト 冬・春

LOGAN/ローガン

ドクター・ストレンジ

夜明け告げるルーのうた

羊たちの沈黙

レナードの朝

リトル・ダンサー

スイス・アーミー・マン

スノーデン

20センチュリー・ウーマン

マイティ・ソー バトルロイヤル

アトミック・ブロンド

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1995)

ダンケルク(2017)

天使の分け前

マディソン郡の橋

名探偵コナン ゼロの執行人

カラフル(2010)

さよなら、僕のマンハッタン

モダン・タイムス

ドリーム

ジュラシック・ワールド/炎の王国

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

アリー/スター誕生

アクアマン

イコライザー

イコライザー

スパイダーマン(2002)

アルキメデスの大戦

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

トイ・ストーリー

ライオン・キング(2019)

ゼロ・ダーク・サーティ

インターンシップ

 

★普通

トップガン

ロケットマン

劇場版 ONE PIECE STAMPEDE(スタンピード)

スパイダーマン

スパイダーマン

天気の子

トロン

蒸気船ウィリー   

バースデー・ワンダーランド

AMY エイミー(2015

マッドマックス

ニキータ

サマータイムマシン・ブルース

親愛なるきみへ

鉄道員 ぽっぽや

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

マスク(1994)

シュガー・ラッシュ:オンライン

奇跡(2011)

グローリー 明日への行進

サヨナラの代わりに

パーフェクトワールド 君といる奇跡

累 かさね

ザ・プレデター

劇場版ポケットモンスター みんなの物語

三度目の殺人

マスク・オブ・ゾロ

バリー・シール/アメリカをはめた男

ドライヴ(2011)

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店

奇蹟の輝き

摩天楼はバラ色に

キングスマン:ゴールデン・サークル

スモーク(1995)

ザ・サークル

ストロベリーショートケイクス

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

ワンダーウーマン(2017)

パーフェクト・ワールド(1993)

50/50 フィフティ・フィフティ

あしたは最高のはじまり

グランドフィナーレ

天使のくれた時間

わたしを離さないで

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に               

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生   

エスタデイ

ハクソー・リッジ

宇宙人ポール

PK

マイ・ベスト・フレンド

ザ・コンサルタント

清須会議

シャレード(1963)

夜は短し歩けよ乙女

ひるね姫 知らないワタシの物語

いつも2人で

ラースと、その彼女

マイレージ、マイライフ

マダム・フローレンス! 夢見るふたり

フィラデルフィア

カンフー・パンダ

噂の二人

ファインディング・ドリー

デスノート Light up the NEW world

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中ni

尼僧物語

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

天使と悪魔

スパイキッズ

何者

インフェルノ(2016)

スター・トレック BEYOND

スター・トレック イントゥ・ダークネス

スター・トレック(2009)

手紙は憶えている

オードリー・ヘプバーンの素晴らしき遺産

スーサイド・スクワッド

オードリー・ヘプバーンの若妻物語

Mr.ホームズ

ロビンとマリアン

初恋(1952)

エターナル・サンシャイン

ある天文学者の恋文

怒り(2016)

おもひでぽろぽろ

四月は君の嘘

海がきこえる

パリの恋人(1957)

ペイ・フォワード 可能の王国

菊次郎の夏

グランド・イリュージョン 見破られたトリック

ゴースト ニューヨークの幻

人生の特等席

ブレードランナー

海の上のピアニスト

X-MEN: アポカリプス

ペット

ジャングル・ブック(2016)

ONE PIECE FILM GOLD

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

スウィート・ノベンバー

黄金のアデーレ 名画の帰還           

ワールド・イズ・ノット・イナフ

007/消されたライセンス

007/リビング・デイライツ

ヤング・アダルト・ニューヨーク

007/美しき獲物たち

007/オクトパシー

幸せをつかむ歌

HK 変態仮面   

007/黄金銃を持つ男

カンフー・パンダ

パパが遺した物語

007/ムーンレイカー

カンフー・パンダ

スター・ウォーズ フォースの覚醒

007/ユア・アイズ・オンリー

パーソナル・ショッパー   

007は殺しの番号

ブラック・スキャンダル

バンビ

カーズ2

ちはやふる 結び

ワイルド・アット・ハート

いまを生きる

クラッシュ(2004)

愛と青春の旅だち

愛を綴る女           

裸足の季節

エル ELLE(2016)

傷物語 I 鉄血篇

ペーパー・ムーン

MIND GAME(2004)

ぼくのエリ 200歳の少女

恋におちたシェイクスピア

ファインディング・ニモ

ジャスティス・リーグ

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE

FRANK フランク

劇場版「フリクリ オルタナ

バレンタインデー

ダンボ   

イエスマン “YES”は人生のパスワード

007/ゴールドフィンガー

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

赤ずきん(2011)

劇場版花咲くいろは HOME SWEET HOME

劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ

アニメミライ2013「リトル ウィッチ アカデミア」

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮

ジャッキー・コーガン

ホリデイ

静かなる叫び

エクスペンダブルズ

エクスペンダブルズ2

エクスペンダブルズ3

真夏の方程式

ウォール街

ローン・レンジャー

スウィングガールズ

ルイの9番目の人生

ウォーム・ボディーズ

真実(2019)

好きにならずにいられない

精神0

精神

新しい靴を買わなくちゃ

X-MEN

X-MEN2

X-MEN:ファイナル ディシジョン

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

オン・ザ・ロード(2012)

ダイアナ

謝罪の王様

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語

十二人の怒れる男(1957)

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

カノジョは嘘を愛しすぎてる

劇場版 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ

それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき

ザ・ウォーカー

マン・オブ・スティー

バタフライ・エフェクト

映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城

コクリコ坂から

神様のカルテ

英雄は嘘がお好き

あなたを抱きしめる日まで

劇場版 TIGER&BUNNY The Rising

チャーリーズ・エンジェル

素晴らしき哉、人生!(1946)

シェルブールの雨傘

マリーゴールド・ホテルで会いましょう

映画 のび太結婚前夜

おばあちゃんの思い出

映画ドラえもん のび太の創世日記

映画ドラえもん のび太と雲の王国

ドラゴン・タトゥーの女(2011)

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)

青天の霹靂

ムーンライズ・キングダム

グランド・イリュージョン

世界にひとつのプレイブック

17歳のエンディングノート

おにいちゃんのハナビ

ブリングリング

キック・アス ジャスティス・フォーエバ

大統領の料理人

ヤコブへの手紙

るろうに剣心 京都大火編

ラブ&ドラッグ

メトロマニラ 世界で最も危険な街

AKIRA

仮面ライダーZO

きみの瞳(め)が問いかけている

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所

蜩ノ記

アバター(2009)

サイモン・バーチ

17歳(2013)

暗くなるまで待って

麗しのサブリナ

ドン・ジョン

アーロと少年

カンパニー・メン

とらわれて夏

プレステージ(2006)

ANNIE アニー           

猿の惑星:新世紀ライジング)   

るろうに剣心 伝説の最期編

STAND BY ME ドラえもん

ミュータント・タートルズ(2014)

名探偵ピカチュウ

きっと、星のせいじゃない。

くちびるに歌を

ナイト ミュージアム

ナイト ミュージアム

ピーター・パン(1953)

マレフィセント

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密

マジック・イン・ムーンライト

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

ラブ&ピース

傷物語 III 冷血篇

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

ダーティ・グランパ

アイアンマン2

マイティ・ソー

アイアンマン3

怪盗グルーのミニオン危機一発

マイティ・ソー ダーク・ワールド

この国の空

あと1センチの恋

ルイスと未来泥棒

ブルックリンの恋人たち

わんわん物語

ワンダーウーマン1984

ムーラン(1998)

2001年宇宙の旅

箱入り息子の恋

美しい絵の崩壊   

心が叫びたがってるんだ。

Dear ダニー 君へのうた

レイダース 失われた聖櫃<アーク>

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

イノセンス

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

俺物語!!            ルドルフとイッパイアッテナ

エベレスト3D

ブラザー・ベア

ラブ・アゲイン(2011)

リロ&スティッチ

バグズ・ライフ

つぐない(2007)

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

ラマになった王様

007/危機一発

007/ゴールドフィンガー

007/ダイヤモンドは永遠に

007/死ぬのは奴らだ   

007/サンダーボール作戦

ステータス・アップデート

トランスフォーマー

トランスフォーマー リベンジ

ちはやふる 下の句

ちはやふる 上の句

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!

傷物語 II 熱血篇

DEATH NOTE デスノート(2006)

DEATH NOTE デスノート the Last name

ライフ・イズ・ミラクル

SPY スパイ

映画 聲の形

エスタデイ(2019)

ジョン・ウィック:パラベラム

つみきのいえ

人間失格 太宰治と3人の女たち

聖杯たちの騎士

島々清しゃ(しまじまかいしゃ)

二ツ星の料理人

理由なき反抗

砂上の法廷

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命

エデンの東(1955)

河童のクゥと夏休み

幸福の条件

おとなの恋の測り方

メアリと魔女の花

銀魂

怪盗グルーのミニオン大脱走

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!

ロリータ(1962)

gifted/ギフテッド

パーティで女の子に話しかけるには

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

涼宮ハルヒの消失

チア・ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話

マンマ・ミーア!

心が叫びたがってるんだ。(2017)

SUNNY 強い気持ち・強い愛

マッドマックス2

私がクマにキレた理由

マッドマックス サンダードーム

メリー・ポピンズ・リターンズ

ファントム・スレッド

女と男の観覧車

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

メン・イン・ブラック:インターナショナル

メン・イン・ブラック

メン・イン・ブラック

コンスタンティン

オズの魔法使

オーケストラ!

アド・アストラ

ROMA/ローマ

恋愛小説家

ドント・ウォーリー

ハッピー・デス・デイ

ワイルド・スピードスーパーコンボ

ワイルド・スピード ICE BREAK

ボルベール 帰郷

ソニック・ザ・ムービー

ワンダフルライフ(1999)

僕のワンダフル・ライフ

僕のワンダフル・ジャーニー

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

21ブリッジ

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

ディセンダント

ディセンダント2

ディセンダント3

犬ヶ島

フランケンウィニー(2012)

劇場版 SHIROBAKO

ミッドサマー

 

★見ても僕は面白くなかった

ロミオ&ジュリエット

トランスフォーマー/最後の騎士王

三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実

トランスフォーマー ロストエイジ

トランスフォーマー ダークサイド・ムーン

ハッピー・デス・デイ 2U

HELLO WORLD

ゴジラ FINAL WARS

ムーミン谷とウィンターワンダーランド

ハイスクール・ミュージカル

ハイスクール・ミュージカル

ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー

曲がれ!スプーン

チチを撮りに

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標

よなよなペンギン

女が眠る時

マイマイ新子と千年の魔法

PARKS パークス

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間

詩季織々

ムトゥ 踊るマハラジャ

イリュージョニスト(2010)

エンド・オブ・ザ・ワールド(2012)

きみの声をとどけたい

アトランティスのこころ

マザーズ・デイ(2016)

トップ・ハット

胸騒ぎのシチリア

トリガール!

マイヤーリング

人生万歳!

モンテカルロへ行こう

パリで一緒に

新宿スワン

101匹わんちゃん大行進

われらが背きし者

レッドタートル ある島の物語

金メダル男

メイク・マイン・ミュージック

名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

ハッピーエンドが書けるまで

奇跡の2000マイル

神様メール

こぐま物語(1947)

三人の騎士

くまのプーさん 完全保存版

海獣の子供

ラテンアメリカの旅

コルドロン

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

オリバー ニューヨーク子猫ものがたり

ロビン・フッド(1973)

X-MEN:ダーク・フェニックス

ミケランジェロ・プロジェクト

ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!

おしゃれキャット

ハーフネルソン

ビアンカの大冒険

名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)

劇場版とある魔術の禁書目録(インデックス) エンデュミオンの奇蹟

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)

AURA 魔竜院光牙最後の闘い

アナスタシア

クロユリ団地

ハングオーバー!!! 最後の反省会

クラウド アトラス

ダイ・ハード ラスト・デイ

トゥ・ザ・ワンダー

シンクロナイズドモンスター

ホワイトハウス・ダウン

フライト

TIME タイム

ウルヴァリン:SAMURAI

劇場版「空の境界」 未来福音

未来福音 extra chorus

ピカチュウのなつやすみ

クロニクル

エブリシング

だれかのまなざし

きみにしか聞こえない

劇場版 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ

ドラゴンボールZ 神と神

映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星

ヒア アフター

REDリターンズ

BECK

サイド・エフェクト

悪の法則

100回泣くこと

台風のノルダ

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

ONE PIECE 呪われた聖剣

ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵

ラム・ダイアリー

ONE PIECE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜

映画 けいおん!

ノア 約束の舟

聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY

ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー

ピカチュウ、これなんのカギ?

運命の女(2002)

フリーダム・ライターズ

ランナウェイズ

好きっていいなよ。

ルパン三世(2014)

永遠の0

MIRACLE デビクロくんの恋と魔法

不思議の国のアリス(1951)

くまのプーさん(2011)

白雪姫(1937)

チキン・リトル

ピノキオ(1940)

デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲

デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い

デジモンテイマーズ 暴走デジモン特急       

青いパパイヤの香り

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス

イントゥ・ザ・ウッズ

HICK ルリ13歳の旅

天国は、ほんとうにある

アナと雪の女王 エルサのサプライズ

名探偵コナン 業火の向日葵

響 HIBIKI

LUCY/ルーシー

百日紅 Miss HOKUSAI

キング・コング(2005)

明日、君がいない

ねらわれた学園(2012)

コマンドー

男と女(1966)

ラブライブ!The School Idol Movie

案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み

茄子 アンダルシアの夏   

茄子 スーツケースの渡り鳥

バケモノの子

インクレディブル・ハルク

ミニオン

BORUTO NARUTO THE MOVIE

ジャングル・ブック(1967)

ぼくらの七日間戦争(1988)

もーっと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ

ファンタスティック・フォー

美少女戦士セーラームーン R

王さまの剣

リビアちゃんの大冒険

ダイナソー

ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!

きつねと猟犬

デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」

デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ

おしゃれ泥棒

昼下りの情事

君の膵臓をたべたい

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

映画ドラえもん のび太の宝島

パシフィック・リム:アップライジング

ボンジュール、アン

劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ

劇場版「フリクリ プログレ

グリンチ(2000)

クソ野郎と美しき世界

ブレイド

ブレイド

ブレイド

イングロリアス・バスターズ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

キャッツ

STAND BY ME ドラえもん

Fukushima 50

アンパンマンが生まれた日

南太平洋

 

★見ないほうがいい

空の青さを知る人よ

薄暮

グリーン・ランタン

日々ロック

未来のミライ

コーヒーが冷めないうちに

聖おにいさん

劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

ハル(2013)

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

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気球とバンジーダイビングの話。

 

midoumairu.hatenablog.com

 

去年スカイダイビングに行った体験記を謎の切り口で語りスベってから早一年。

私と違って車が運転でき、フットワークの軽い素晴らしい友人との空を攻める旅は続いており、続いて①気球に乗る、②バンジージャンプをする といった体験もしているので、記録に残しておく。お盆期間、どうしようもなく暇なのだ。

 

気球

カッパドキアではなく日本での話である。

場所は栃木県。私の愛すべき友人も、私も、『よつばと』という作品が好きであり、「一度は気球に乗りたいよな」と話をしていたので、僕「車を出してくれるかいジャンボ?」友「いいよとーちゃん」僕「私はとうちゃんどころかこどおじだよHAHAHAてかなぜよつば視点?」などと小気味の良い会話を交わし(ていない)、予約をすることにした。

確か朝の5時とか6時ぐらい集合だったと思う。友人の家が埼玉県にあるものだから、親御さんにお菓子などを持っていき前日の夜泊めていただき、翌朝3時に起き(朝と言っていいものか)、三時半には出発。まだ明るくなる前に集合場所の駐車場に到着。少しすると大き目のバンが現れ、「本日はよろしくお願いします~~」とご挨拶。スタッフは3名であった。

何組か気球に乗る人々がいるのではないかと思ったが、意外なことに私と友人の1組のみであった。今回乗った気球のかごには最大4人ぐらいしか乗れないとのことで、気球を捜査する人と、私と友人のみが搭乗する運びとなった。他に参加者がいなかったのは、人数制限故だったかもしれない。

まず集合場所の駐車場で気球を操るプロの人(以降"気球操り人"と呼ぶ)が、風の様子を見ますと言って黒い風船を空に飛ばす。その頃には空は明るくなっていたので、はるか上空に浮かんでいく黒い風船は素人かつド近眼の私でも視認することが出来たが、やはりプロの気球操り人はその域を遥か超えており、私が「黒い風船消えたね~」などと言っているところ「まだ見えていますよ~」なんて言って肉眼でその姿を捕捉しておった。

なぜ風船を飛ばすのかというと、上空の風の様子を確認するためとのこと。風船の動きを見て風の流れを把握、気球を上げる場所・おろせる場所は当然決まっているので、どこから上げてどこで下ろすかを風を見て計算するようだ。

ここで気球が動く仕組みを気球操り人が教えてくれたのだが、基本的に気球の操作は①火を強くして上に上がる②火を弱めて下に下がるの二つしかなく、ではX軸の動きをどうすればいいのかというと、風の吹いている方向に流れていくだけなんだそうな。それじゃあコントロールできないよね?と私が尋ねると、風の吹き方も空の層によって違うので人為的に上下を繰り返し、向かいたい方向に吹いている風を捉えることで、進むんだとのこと。

まるで空の航海士である(以降、気球操り人のことを”空の”航海士"と称することとする)。

話を元に戻すと、駐車場で黒い風船を空に向かって飛ばし、風の吹き方を把握した後、「ここから上げます」などと言ってスタッフ間で話し合いをしている。どうやらどこから飛ばすのか決まったようで、バンに乗り込み、湖畔に到着(近くに湖があるはらっぴあのような場所であった)。空の航海士に「手伝ってもらいますね」などと言われてウキウキになる我々。

(うきうきと言っておきながら、あまりディテールを覚えていないので以下は結構適当な描写なのでご了承願いたい)

まずはバンからスタッフの人が気球のバルーン部分を引っ張り出し、その後、我々が乗る籠を引っ張り出す。バルーンを地面にべたーんと広げ、籠にバルーンを装着し、バルーンに空気を入れるとむくむくとバルーンが膨らんでいく。膨らんできた辺りで籠に乗り込み、火を焚くと(結構熱い)バルーンが浮かんだ。バルーンが飛んでいかないように、浮かばないように体重が重い人から乗っていくという儀式がその間にあった気がする。どのタイミングだったかな?

 

まあとにかく空に浮かぶわけだ。登場しているのは空の航海士と私と友人。残りのスタッフは無線で空の航海士と話をしながら、着地付近に向けてバンを走らせる役割を担う。

周りにも気球がいくつか飛んでいたので(別のサイト等から申し込んだ人々だろう)結構写真映えする。見回して見えるものは栃木の田舎の風景そのものなのだが、眼下に大きなハート形の湖があったのでフォトジェニック(なお搭乗人物全員男)。

気球の搭乗時間はだいたい1h程度だったのだが、だいたい10分ぐらい経つと空の感覚に慣れてくるので、あとはぼんやりと空をゆっくり動いている感覚を楽しんでいるイメージだ。そこら辺はスカイダイビングと違って刺激が薄い。

もっというと、今回は空の航海士が風を読み違いし、降りるはずの場所に降りられず、搭乗時間が1.5h程度になったので「お腹いっぱい」といったところだ。たが、空にいる間は全く退屈しないのが不思議である。

といった感じが気球であった。ちなみに値段は・・・1万~3万の間ぐらいだったと思う。コスパ良し!!!

 

バンジージャンプ

日本でバンジージャンプができる場所はたくさんあるのだが、我々は滋賀県の200m程度ある橋の上から飛び降りることを決めた。今までスカイダイビングも気球も前泊は友達の家だったので、初めての旅行での空チャレンジである。これは記憶に残っているが2.5万円である。往復の新幹線とホテル代で大体2.5万円、レンタカーで5000円だったので、まあトータルでは5.5万円ぐらい使っているが、こどおじなので何のダメージもない。

スカイダイビングを決めた我々なら余裕だろうとか言っておきながら、集合場所に向かう我々はしっかりとビビっていた。

到着すると今回は我々のほかにバンジーする人が複数人いて、おそらくジャンプするのは計8名ぐらい。体重計に乗ってから、ハーネスを装着する用のごてごてした服(語彙力0)を付ける。結構締め付けが強い。特に股。あと、モモンガみたいに腕の下にびろーんと滑空用の布がついている。

ベテランっぽいお姉さんから説明を受ける。飛ぶときは頭から飛ぶ。落ちて2回バウンドしたら宙吊りになるので、ベルトみたいのを引っ張って上体を起こす。などなど。動画も撮りますよ、と言われた。スカイダイビングの時は有料だったのに、バンジージャンプはサービスで動画を撮ってくれる。ありがたいね。

順番発表。友人は2番目、私は4番目であった。

集合場所からバンで橋に連れていかれる。近くの駐車場から橋を歩いていると、ビルの工事現場にありそうな(語彙力マイナス)足場があり、そこに外国人と思われる方々がいる。クラブミュージックが流れていて笑ってしまったが、テンションをあげるための策なのだろう。

1番目の人から橋から突き出た足場のようなところに誘導される、ハーネスにワイヤを付けてから足場に行き、さらに足場の上にある椅子に座ってジャンプ用のワイヤに付け替える形だ。ジャンプ用のワイヤが繋がったらもうあっという間で、想像の倍ぐらいのスピードで「5・4・3・2・1バンジー」と抑揚のない声でカウントダウンされ、そっと背中を押されて飛び降りる。

傍からは飛び降りる瞬間しか見えないのがなかなかの恐怖ポイント前の3人の様子を確認して自らの心の準備をすることが出来ないので、へらへらと笑っていた私も流石に飛ぶ直前には「すん・・・」としていた。スカイダイビングで飛ぶ瞬間の感覚に近い。冷や汗が出て、思考が尖っていく感じ。

私が飛んだ時の動画を見たら無様なもので、「うわあああああああああああああああ」などと間抜けな声をあげて飛び降りていった様が友人のスマートフォンに残っていた。落ちている感覚はそのままバンジージャンプの前半と同じなのだが、その後何度かバウンドした後に宙づりになるのはバンジーならではの体験である。普通に生きていたら人間は宙づりになれない。これで私は宙吊りになったことのある人生を選ぶことが出来たということになる。ただ、宙吊りになっている時間はあまり長くない。宙吊りって頭に血が上りそうだな、とか思っていたが、宙吊り空のリカバリーが想像以上に簡単なので(空中で上体を起こして腰当たりのベルトを引く)、簡単に上体を起こして空中で座っている体制に落ち着くことが出来た。

その後ワイヤーがぐいんぐいん、私を引き上げてくれたのだが、その時間がそここそ長い。渓谷で川が薄く流れていて、周りには木々が生い茂り、天気も良い。そんな中吊るされているのはまさしく自然と一体化という感じで気持ちが良い。スカイダイビングの時もパラシュートで滑空しているときはチル・・・という感じであったが、それよりもゆったりとした時間を過ごせていた気がする。緩急がついていて良いアクティビティであった。

 

以上。空の体験である。ちなみに、次はパラセーリングを企画しようとしている。男二人で沖縄旅行行くのか・・・。

 

インターネット上に形成される"自分"の存在の不気味さについて

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

 

お盆休みで暇だったところに、ちょうどよい題材があった。

 

インターネットを利用し始めたのは中学校入学してからだったと思うので、おおよそ15年ぐらいの付き合いになるが、高校在学以前と大学入学以後でその性質が随分と違っているように思える。

その違いがタイトルの「インターネットに形成される自分」になるのだが、順を追って説明したい。

そして、私が、インターネットに形成される自分を嫌悪するあまり、インターネットに消極的になっているんだぜ、という話をしたい。

 

私は抑圧された自我が爆発してしまい大学時代後期から今に至るまで自由にやりたい放題生きるようになっていたのだが、中学生や高校生の頃は自我が強すぎて何事をするにも周りの目が気になってしまって仕方がなかった。

インターネットの利用方法といえば、今はなく2ちゃんねるやゲームの攻略サイトやエロサイト、おもしろフラッシュの閲覧程度。つまりは、情報を受け取る場、とても便利で早い図書館のようなイメージであった。

今となってはブログなんてものを気が向いたら書いているのだが、当時はブログなんてものはもっての他、匿名性が担保された掲示板にさえ書き込むのが恐怖で仕方がなかった。

理由は簡単で、自分という存在を誰もが見れる場に公開するのが嫌だったから。嫌というよりは、恐怖、もっと強いマイナスの感情だったと思う。

当時は「漠然と怖い」程度にしか思っていなかったが、これだけ歳を重ねると自分の抱く感情のロジックがある程度明文化できるようになってきて、そのインターネットに自らの足跡を残す行為への負の感情の理由も説明できるようになった。

その理由というのが、【「インターネットに形成される自分」であり、それは自分とはかけ離れた存在であるはずなのに、インターネット上では私本人だと認識されてしまうのが嫌だったから】なのだが、まあもう少しかみ砕いて説明したい。

 

私は生きているが、私を形成するものは何だろうか。私は、「私」という人間は日々の行動や言動の積み重ねで出来上がっていると思っている。ただし、私が生きてきた28年間すべてを私は記憶しているわけではないので、強烈な印象のあるエピソードや、日常的に繰り返し行っているような重要な行動や考え方が、今の自分を構成する要素として残っていく。

「他人からの印象」について考えるとより分かりやすい。Aという人に対して私がとてもまじめな態度を繰り返していたら、Aにとって私は真面目な人間であり、Bに対して私がとても嫌な態度を取り続けたら、Bによって私は嫌な奴である。

上記はもちろん極端な例だ。私という人間を認識している友人や家族、職場の同僚は、様々な私の行動を目にしている。そういった情報の積み重ねで、私という人間がどのような人間であるかを彼らは認知している。

就活のときに「ジョハリの窓」なんてものを使って自己分析をした記憶があるが、自分が認識する自分と、他者が認識する自分が違うというのは当たり前で、自分が握っている自分を形成する情報リソースと、他者が握っている自分の情報リソースは、量も質も全然違う。そりゃ認識の仕方に差が出るよね。

 

この前提を踏まえたうえで、インターネットの話に戻りたい。
インターネット上で活動した形跡(例えば掲示板の投稿や最近だとSNSの投稿だろう)はデータとして残る。当然、普通に生活していても活動の形跡は誰かの記憶や媒体など(写真とか)に残っているのだが、インターネット上に形跡が残るようになって(特にSNSの台頭によって)より顕著になった気がする。

しかも、最近になって個人とインターネット上の活動は紐づきやすくなったし、さらにアーカイブ性もばっちりだ。各種SNSの個人アカウントをクリックすればよくわかる。

私にとっては、それがとても具合が悪い。

インターネット上の活動がアーカイブされていき、それが私という人間の一側面として、不特定多数に晒されている状態が。生身の私が相対している人にとっての私には、情報に連続性があるし、情報量が多い。

ただ、インターネット上の投稿や活動には、その瞬間のテキストや写真しか情報量がないし、それらが積み重なった結果形成された"オンライン自分"は明確に自分とはかけ離れている。だが、今の社会、もはやそのオンライン自分が生身の自分より多くの人間の目に触れるし、主従が逆転している節さえある。それがたまらなく怖い。オンライン自分が自らの第二の人格として独り歩きし、誰かに勝手に見られ、評価がされる。それが怖いから、インターネットは見る専にしていたし、ネット社会になった今でも最低限の露出で済まそうとしているのだ。

 

と、はてなブロガーが言っている矛盾を感じてもらいながら、(疲れたので)この記事を終わりにしようと思います。ちなみにこの"オンライン私"論を掲げる私はSNSはTwitterしかやっていないし、失恋する度に「ソーシャル自殺」(私という人間をリセットするために、インターネット上に形成された私の一つの側面を抹消する儀式)を行うのですぐに消えます。向いてねえ、この時代。