キングオブコント2023にコント未経験者が挑戦した②
続きだ。
キングオブコントの1回戦の希望日は
第一希望 ; 7月17日
第二希望 : 7月15日
第三希望 : 7月8日
といった感じで提出したのだが、
当然第三希望に当たってしまった場合のことも考えてネタを練らなければならない。
一方我々がキングオブコントに出場をしようと決めたのが6月11日。社会人でお互い忙しい中約1か月で0からネタを作り上げなければならぬ。
※実際は7月17日が本番だったので余裕があって良かった。
というわけで、漫才でネタをやってきた経験を活かして、まずは相方に大まかなネタ完成までの流れをお伝えした。
①原稿をいくつか書く
②イケそうなネタを選んで、それを推敲する
③実際に動きをやってみる。最初は声だけの読み合わせ、次は原稿を読みながら動きをやってみて…といった感じ。
④おおよそ②で最強だと思ってたネタが”いやこれは違うでしょ”となるので、原稿の遂行と動きのあわせを繰り返す
⑤完璧に原稿なしで出来る様になったら完成。
といった形である。
基本的に私がネタを作り、推敲のところから相方の手が入るというやり方を従来してきたのだが、キングオブコントに挑む際の相方は創作慣れしている上に意欲が強く(非常にありがたい)、①のネタ原稿を作るところはお互いに案をいくつか出しあうことにした。
ここが難しいところだが、私はエゴが強いので、自分のネタが最強だと思っているところがある。自分のネタが最強だという意思と、相方の創作への尊重を両立させないといけなかったのが終始難しいところだった(結果、相方に怒ったりしてた。大人がやることではない)。
そこで、ネタ作りはお互いに行うが、お互いに相手のネタを推敲するという形で原稿作成の段階は進めることにする。
そうすることで、相手の原案のネタについても自分の息がかかっているという状態に出来るので、コンビ二人とも自分事化してネタ作りに臨めるというわけだ。
このような段階を経て、最初原案4つぐらいだったのが、最終的には2つぐらいに絞られた(相方原案が1つ、私原案が1つ)。
「2分尺でも笑わせられるようなインパクトのある掴みや確実に笑えるであろうフレーズ流れが存在すること」を選んだ基準とした。
キングオブコントの1回戦は2分尺なので結構短い(2分15秒で警告音、2分30秒で強制終了。ネタの邪魔になるため2分15秒は絶対に超えたくないところ)。かつ、本番は観客の笑いが起きたタイミングで演者側の声がつぶれないように多少間を持たせる必要があるため、練習の時より本番は尺が長くなると考えてよい。
というわけで、2分で笑いを取るためには丁寧な前振りが必要なものや最初に笑いが起こるタイミングまで時間がかかるのは明らかに不向き。コントだとストーリーを描くという視点が漫才よりも強くなるので、2分尺に適応したネタよりも3分・4分ないと面白さが伝わらないネタばかり私は作ってしまったのだが、結果的に1ネタ使えそうなものが生まれてよかった。
この段階で満を持してカラオケの広めの部屋を取って読み合わせを進めることとなる。
が、疲れたので続きはまた次回。