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「劇場版 呪術廻戦 0」のネタバレ感想(そこそこ)

jujutsukaisen-movie.jp

 

売れたしアマプラで無料で見れたから見た。

僕は呪術のファンではなく、呪術が連載開始されたあたりのジャンプを読んでいて、パンダとかが現れたあたりでジャンプを卒業したので、僕の呪術の記憶はそこで途絶えている。

というわけでフラットな視点で見た結論を話したい。

 

基本的にはTHEジャンプアニメの劇場版という形で良かった。努力友情勝利を体現している。一番良かったのは、主人公の乙骨くんが呪術の素人からスタートするので、呪術廻戦を全く知らない人でもあの世界観のチュートリアルを彼の視点を通じて出来ること。初見を断らないのは流石”0”と銘打っているだけある。

 

リカちゃんを呪っているのは乙骨くんであったというオチも、彼自身の成長を表すシーンとして活きていてとてもよかった。物語としての意外性もちゃんとある。

 

勿体なかったのは、まあこれはジャンプアニメの宿命だが、京都やら新宿やらに現れた雑兵相手に色々なキャラクターが出てきて一々見せ場を作っていたところ。キャラに思い入れも何もない視聴者からしたら、あのファンサービスはノイズでしかない。が、ターゲットは原作やアニメを見ている人だろうからそれは映画の作り上仕方がない。

 

あと、夏油が気分悪いだけで魅力的な敵ではない。なんか強い妖怪・・・?妖怪だっけ?をたくさん従えていてそれをまとめて渦巻に・・・とかなんか設定が・・・ちょっと噛ませっぽくない?で実際噛ませだったし、彼が闇落ちした理由は回収しないで本編に丸投げしたっぽいし、映画単体を見た僕にとっては”格を感じないキャラだなあ”という印象であった。が、まあ本編の人気キャラらしいからこれも仕方がないことなのだろう。

 

ということで、呪術ファンでないならお金を払ってまで見るほどではないが、見てつまらない映画ではなかったよ、むしろ飽きずに見れたから面白かったかな、という感じであった。話題の映画には良いところが必ずあるからアニメ原作だからと言ってみないのはもったいないもんでな。で、無限列車編の劇場版がサブスク解禁されるのはいつなんだい?