定時後に映画館

仕事の片手間に映画の話をします。

【キングスマン: ゴールデン・サークル】正統派続編であり完結編(ネタバレあり)

www.foxmovies-jp.com

 

見てきた。

キングスマン(1作目)」はコメディ色強めだけれど、スパイ映画として我々視聴者が求めているであろう要素(激しいアクション・グッズ・恋愛)がふんだんに盛り込まれた最高のエンターテイメントだったのだけれど、「ゴールデン・サークル」も大枠は変更なく「1作目を楽しんだ人なら2作目も楽しめるんだろうな」といった感想だった。

 

私は1作目の方が好きだったのだけれど、もちろん「ゴールデン・サークル」も好き。

1作目は「蛆虫」のような主人公がスパイとして成長していき、師の死(狙ったわけじゃない)を乗り越えて世界を救うという王道がぴったりはまっていたが、2作目は既に主人公が成熟しきっている以上1作目のような努力友情勝利的な展開は難しい。

コリンファース再登場によって物語の緩急は作れていたものの、やはり「ゴールデン・サークル」は1作目に比べると少し見劣りする。2時間20分ほどの作品だったので、流石に集中力が切れてしまった。

しかし3作目への期待が持てる作品ではあったので、全体的には印象良し。

 

いきなりネタバレありで縦横無尽で語りつくすぞ。とてもブログが書きやすい作品だから助かる。

ちなみに、ネタバレ大筋はwikiに書いてあるから、気になる人はチェックしてみてほしい。長いからブログであらすじ書くのも大変なんだよぉ・・・。

コリンファース(=ハリー)が物語の主人公

いや、もちろん主人公はエグジーであり、彼を中心として物語は展開されていくのだが、「この作品の見せ場を作り、盛り上げた立役者は?」と訊かれたらコリンファースではなかろうか。

 

そもそも1作目で頭を撃ちぬかれたはずの彼は、ステイツマンによって救出されていたが、記憶喪失した状態で再登場。エグジーによって彼の記憶は取り戻されるのだが、物語中盤ではまだハリーは本調子ではない。

1作目の酒場のシーン(「マナーが紳士を作るんだ」からのチンピラ数人を撃退する)を再現しようとしたところ、ことごとく失敗。ステイツマンエージェントウイスキーに見せ場をとられる。

更に麻薬に混入された毒の解毒剤を奪いに敵のアジトに向かうシーンでは、視聴者をハラハラさせるレベルのポンコツさ。素人を気絶させるのもままならず、視界には幻覚の蝶が飛んでおり、ゴンドラの操作もままならない。

 

そんな彼が仲間であるはずのウイスキーへのヘッドショットを決めてしまうのだから、エグジーも、もちろん視聴者も「こいつ大丈夫かよ」と思ってしまうのは仕方があるまい。

結果的にウイスキーはポピー率いるゴールデンサークルの内通者ではなかったものの、個人的な信条でキングスマンのミッションを邪魔しようとしていた敵ではあったのだが、「やっぱりそうだった!」という物語終盤の答え合わせが爽快である。なお、その時には既にハリーはエージェントとして本調子に戻っているので、なおさら気持ち良い。

 

つまり、

師であるはずのハリーが復活したが、全然ダメ(物語に緊張感を持たせる)

調子が戻ってきて、エグジーの頼れる師として復活(本来の役割を取り戻し)

更にポンコツの失敗だと思っていたウイスキーへのヘッドショットが正しかったことが証明される(やっぱりハリーは最高のエージェントだぜ!)

 

といった綺麗な物語の流れが彼によって生み出されているのである。

 

ステイツマンのアクションが楽しい

早回しの激しいアクション(体術と自動式拳銃・傘や旅行鞄といった紳士的グッズの組み合わせ)がキングスマンの基本であるが、ステイツマンの闘い方がキングスマンと全く違うため、途中で飽きが来ないのが嬉しい。

 

ウイスキーは結果的に裏切ってしまったが、回転式拳銃(二丁拳銃)とレーザー投げ縄を中心としたアクションはキングスマンのモノとは一切異なり、見ていて楽しい。

彼の見せ場は2回あるが、そこで彼が圧倒的な強さを見せつけたからこそラスボスとして映える(流石に1作目で生き延びたキングスマン堕ちの半身機械や犬ロボットでは締まらない)。

キングスマンの2人のエージェントVSステイツマンの異文化交流戦も派手ではないが生々しくて悪くない。

ちょっと頑張って重たいテーマを扱おうとしている

1作目は手放しの愉快犯が携帯電話を使って優良民族のみ生き残らせようとした構成だったが、2作目は基本的な構造は同じではあるものの、多少捻っている。

 

敵組織ゴールデンサークルのトップポピーは自己顕示欲の暴走の結果、麻薬に毒を盛り、麻薬の合法化を交渉。毒が盛られたのが麻薬というところが面白い。死に至る毒に侵された人間は基本的には犯罪者であり(劇中でも触れられているが治療目的や若気の至りで麻薬をやってしまう人もいる)、彼らを救うべきなのかという倫理的な問題も扱っている。まぁそこは正答派スパイ映画らしく「どんな人でも救うべきである」というのが物語としての回答であり、麻薬利用者と麻薬の販売者を一網打尽にしようとした米大統領は逮捕されるというオチで終わった。

 

裏切ったステイツマン「ウイスキー」も、麻薬中毒者にかつて恋人を殺されており、彼が私怨でキングスマンの邪魔をしようとしたのも何となく納得できてしまう。倫理的なグレーゾーンをついた麻薬だからこそ、キャラクターの信念に違いが出て面白い。

 

手放しに敵を悪だと言えてしまう1作目と比べて、「まぁあいつの言いたいこともわかるよね(ただしサイコパスのポピーは除く)」と納得できてしまう部分があるのが本作の魅力。中盤で味方として活躍したウイスキーの顔をちゃんと立てているのがよろしい。

続編ならテキーラが主人公?

「ゴールデン・サークル」で第1部キングスマンの幕が閉じられた感はある。

キングスマン所属のスパイは物語の冒頭でほぼ全滅(ロキシーまで死亡したのは正直びっくりした)。さらに物語のクライマックス直前でマーリンがカントリーロードを熱唱しながら自ら踏んだ地雷で昇天。

主人公エグジーは劇中に「スパイという立場上結婚して王室に入るのは・・・」と口を濁していたにもかかわらず、ラストに結婚。

 

ラストカットではテキーラチャニング・テイタム=あの「マジック・マイク」で主演を演じた最高の筋肉俳優である)がキングスマンの店の前に訪れていて、彼がキングスマンのエージェントとしてこれから活躍することが暗示されている。

本編ではポピーが毒を盛った麻薬を服用してしまったこともあり、凍結されてあまり見せ場はなかったものの、「彼は強いが紳士としては完成されていない」ということを一瞬の登場シーンで視聴者全員に強烈に印象付けた。

「ステイツマンのエージェントではなく、キングスマンのエージェントとして成長していく物語」がキングスマン3作目として描かれるのであれば、もう楽しみで仕方がない。チャニングテイタム好きなんだよ。

 

以上。キングスマン、手放しに楽しめる最高の作品だから続編も早めに撮影してほしい。

 

「ラスト〇〇分の衝撃!」という宣伝は映画をつまらなくする

僕は映画を見る前に、公式サイトを出来るだけ見ないようにしている。

評判も一切見ない。SNSの類も一切やっていないので、流れ弾的なネタバレを食らうこともあまりない。

 

というのも、先入観があるとやはり映画はつまらなくなってしまうからだ。

もちろん結末やストーリーを知っていても面白い映画だってある。

一方で、ミステリ系など結末にトリックが仕組まれていて、その結末を知ることが楽しみの多くを占めるような作品も多く存在する。

そういう「知らないほうが確実に楽しめる作品」については、ネタバレを徹底的に避けたい。情報化社会だから多少なりノイズとしてネタバレが耳に入るのは仕方がないが、対策をしていればかなりその確率を下げることは出来る。SNSを辞める、というのはやりすぎな気がするが。

 

しかし、最近は映画を配給する会社自体がネタバレを仕掛けてくるから油断できない。

もちろん直接的なネタバレをするようなことはないが(犯人は〇〇!みたいな。)、超間接的なネタバレは至る所に潜んでいるのだ。

 

その代表格が「ラスト〇〇分の衝撃!」である。この宣伝文句程、映画をつまらなくするものはない。

要は何が言いたいかというと、「衝撃的なラストが用意されていたとしても、衝撃的なラストが訪れると知っていると、容易にその衝撃的なラストが想像できてしまう」のだ。

 

「衝撃のラスト◯分!」という宣伝文句の映画はラストのガッカリ率が高い | ロケットニュース24

↑ここまで書いてググったら、はるか昔に記事として取り上げられている悲しみ。

 

種子はちょっと違うので、それでも話を続けるぞ。

例えばさ。

 


「手紙は憶えている」予告編

 

手紙は憶えている」という映画をかつて見た。(以下ネタバレ注意)

「物忘れが激しい主人公が、かつて自らの家族を殺害したナチの兵士を探して復讐しようと、4人の候補を探し回る」といった内容。

 

映画『手紙は憶えている』公式サイト

 

話はとても面白かったのだが、映画館に掲載されていたポスターに「ラスト5分の衝撃」と書いてあったものだから、物語の序盤で話のオチが分かってしまった。

 

犯人を捜す忘れが激しい主人公。ラスト5分でどんでん返し。

もうそれだけの情報でオチが読めてしまうだろう?

 

その「ラスト5分の衝撃」というインプットがなければ、「主人公自身がナチであった」なんて予想できなかったかもしれないのに!

 

いかにも4人の候補のうちの1人が犯人であるという感じでストーリーは進んでいたのだ。まさか普通の視聴者は主人公がナチだとは思わない。

私だって「ラスト5分の衝撃」があると知らなければ、幸せにそいつが犯人であると思い込んでいただろう。だが、「ラスト5分で衝撃起こるな」って思っていたせいで、そのラスト1人が犯人という単純な終わり方になるわけがないという疑念が浮かんでしまった。

結果、主人公がナチだったという「衝撃の事実」には、衝撃することはできず、物語の中盤ぐらいで大体気付いてしまったのだ!!!!(日本語が不自由)

 

「衝撃」と書かれている時点で、これまでの物語の筋から外れた結末が訪れることは誰でも予想できる。しかし、映画を作る人間はその「衝撃」を演出するためミスリードをしようと既定路線を懇切丁寧に描く。

「ラスト5分の衝撃」という宣伝文句は物語の作り手の意思と矛盾しているのだ。なぜなら、衝撃があると分かっている時点で、ミスリードは絶対にされないから。

控えめに「この物語のオチはこうですよ」とポスターでネタバレしているわけだ。

 

映画業界の皆さんには今すぐにこの宣伝文句を辞めていただきたい。作り手とファンを大事にしない売り方をしては、衰退してしまうぞ産業は。

 

 

 

【ONE PIECE】ベストエピソード(="編")ランキング

私は今年で25になるのだが、初めて読み始めた少年漫画が「ONE PIECE」であった。いまでも結構好きな漫画の一つである。

ONE PIECE  1 (ジャンプ・コミックス)

ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)

 

ネットでONE PIECEについてはいろんな話題が転がっているが、強さ談義やら素人の展開予想などは興味ない。「一般的にどのエピソード(=編)が好かれているか」が一番気になる。皆もそうではないだろうか。

 

というわけで、ワンピース素人の私によるエピソードランキングを公開したい。

 

エピソードの区分とランキングの選定基準について

エピソードの区分は頂上戦争編まではONE PIECE 無料連載公式アプリ - Google Play の Android アプリに記載されている区分に則り、特に記載のない部分については私が勝手に決定した区分としている。

 

【公式の区分】

・東の海編(1話~100話)

・アラバスタ編(101話~216話)

・空島編(217話~303話)

・ウォーターセブン編(304話~441話) 

・スリラーバーグ編(442話~489話)

・頂上戦争編(490話~597話)

 

 【私の区分】

・魚人島編(598話~653話)

2年後から魚人島出発まで。66巻の途中ではあるが、654話には魚人島を出発しているので、ここまでとした。

 

・ドレスローザ編(654話~801話)

ローやドンキホーテ海賊団幹部と接触していることも踏まえ、パンクハザードもドレスローザ篇としておく。

 

・ホールケーキアイランド編(802話~)

現在もジャンプで連載中のサンジ奪回~VSビッグマム。こちらは完結してからランキングに入れたい。

 

というわけで、東の海編~ドレスローザ編の計8エピソードをランク付けしていく。

ランク付けの基準だが、ざっくりだが以下のように考えている。

 

・ストーリ-の完成度(展開に無理がないか、間延びしないか、起承転結が綺麗か)

・キャラクターの魅力

・名シーン演出(印象に残るセリフやシーンがあるか)

 

なお考えてみたら結構優劣つけがたかったので、ランク上位は減点方式で優劣をつけざるを得なかった。悪しからず。

 

では8位からつらつらと。

 

8位 魚人島編(598話~653話)

【印象的なところ】

・2年後お披露目会

・種族の問題

・ジンベイ加入(仮)

 

ONE PIECEという大きな物語の一部である以上致し方がないが、2年後の成長した彼らが敵を圧倒しすぎており、全体的に緊張感がなかった。

特に2年後のシャボンディ諸島での再集合は最悪で、あれだけ仲間を大切にしていたにも関わらず、ギャグでクルーの顔が分からないという展開にしてしまったのは大きなマイナス点。

種族間の摩擦をテーマに掲げており、輸血中にジンベイに勧誘を行うシーンはグッとくるが、血の問題の入りがサンジの鼻血では・・・。

 

7位 スリラーバーグ編(442話~489話)

 【印象的なところ】

・ブルック加入とラブ―ン伏線?回収

・七武海2連戦とゾロの男気

・ペローナ

 

お化け屋敷的なコンセプト・影入れ替えトリックは面白かったものの、ストーリーに盛り上がりが感じられず、敵キャラのモリアに魅力がない。ラブ―ンのエピソードとの紐づけも東の海編から時間が経ちすぎており「今更」感があり、ブルックの冗談を愉快にペラペラ話すキャラクター付けゆえに、孤独設定にも感情移入がしにくかった。

ペローナの可愛さと一味壊滅を回避したゾロの男気が光る。

 

6位 ドレスローザ編(654話~801話)

【印象的なところ】

・ローとの同盟

・多すぎる割にはキャラ立ちしている登場人物達

・ベラミー

 

パンクハザードの展開スピードは心地よく、ドレスローザ上陸後ももたついたものの、物語を展開するキャラクター達の魅力に助けられ最後まで楽しく読み切ることが出来た。インペルダウンほどではないが、ロー・サボなどの再登場を待ち望まされたキャラクタ―達の活躍も大きい。ドフラミンゴも久々の「大ボス感」があり、とても良い敵役を演じてくれた。

 

ちなみに私のドレスローザ編一番のツボはベラミー。人の夢を笑いルフィにワンパンでKOされた奴がここまで這いあがってくるとは。それでいてなお弱いのも人間味があってとても良い。

 

しかし残念ながらアラバスタ編と大筋が似通ってしまっているため、ランク的には落としてしまっている。アラバスタ編よりもドレスローザ編が好きな人はあまりいないのではないだろうか。

あとはおそらくONE PIECEを後々思い返したときに浮かんでくる鳥肌の立つような名シーンがないのも6位でとどまった理由。

 

5位 ウォーターセブン編(304話~441話)

【印象的なところ】

・ギアセカンド

・ロビンの「生きたい」とメリーとの別れ

・ロブルッチ

 

6位まではあっさり決まったが、5位以上の決定がかなり難しかった。

 

ロビンの「生きたい」やメリーとの別れはワンピースを語るうえで避けては通れない名シーン。また、ルフィVSロブルッチはワンピース全編上位に食い込む名バトルであったと思う(ギアサード後の限界状態での純粋な殴り合い)。

しかし残念ながら私はメリー号に大きな感情移入が出来なかった。いや船だぜ?船乗り換えるか乗り換えないかで一味離散の危機はねーだろ。というわけで、ウソップ離脱~メリー号追悼までの流れはあまり感情移入できなかったのが5位でとどまった理由。一味抜けるほどメリーに思い入れを抱いているウソップ、というのがもう少しこれまでのストーリーで描かれてたらなあ。

また、仲間奪回系の話ならアーロン編で十分・・・という印象もある。

 

デービーバックファイトには触れないでおく。

 

4位 頂上戦争編(490話~597話)

【印象に残ったところ】

・エースの死

・ワンピース史上最大のオールスター祭り

・一味離散

 

シャボンディ⇒女ヶ島⇒インペルダウン⇒頂上戦争。スリラーバーグやアラバスタ編で一味全滅の危機やルフィ敗北などの描写はいくらかありましたが、明確な一味としての敗北が描かれたのはシャボンディ諸島が初めて。

 

「まぁ何だかんだ死なないし、勝つんでしょ?一味の友情パワーでさ」のマンネリから抜け出したのが頂上戦争編の一番の魅力。シャボンディで壊滅するわ、エースと白ヒゲは死ぬわで「本当にこれはONE PIECEか?」という新鮮味があった。

少々重い天竜人と魚人の差別についても持てあますことなく描き切っており、ONE PIECEの世界の闇を垣間見せることにも成功しており後々の展開に大きく寄与している。

 

そして何より素晴らしいのがインペルダウン編。かつての敵が味方になるワクワク感は長期連載の少年漫画なら一度はやりたいボーナスタイム。戦争突入から多少もたついたが、インペルダウンの「次は誰が?」という期待感はすさまじかった。

 

3位 東の海編(1話~100話)

【印象的なところ】

・二度と敗けねェから!!!!

・くそお世話になりました!!!

・当たり前だ!!!!

 

東の海編といっても大きな流れはなく島ごとのエピソードが連なっている構成。長期連載の弊害ではあるが、東の海編以降ドンドン展開スピードが遅くなっているので、この頃のペースが一番読みやすい。一つ一つのエピソードがコンパクトにまとまっているため、アラバスタ編や空島編のような伏線を貼ったうえでのダイナミックな物語展開とオチを魅せることはないが、それぞれのエピソードがしっかりと面白いので問題なし。

 

グランドラインに入る時の野望の宣言もこれから始まる冒険への期待感を膨らませる東の海編の幕引きに相応しいシーンであった。

 

名シーンが多い。上記したゾロVSミホーク後の宣言、バラティエ出航時のサンジ、ナミの「助けて」に応えるルフィなど。ウソップ海賊団解散とその後チュウ戦での「海賊ごっこは終わったんだ!」の流れも好き。

 

また、ルフィが最も魅力的なキャラクターであったのもこのシーン。ウイスキーピークでのゾロとの喧嘩をきっかけに、「阿保だけど大いなる人望がある船長」へとシフトチェンジしていったが、東の海編のルフィは「大雑把だが良い意味で空気が読める」人だった。

かつてのルフィなら藤虎に殴るときにわざわざ攻撃方法を口に出したりしないし、2年間のブランクで仲間の顔を忘れるような真似はしないだろう。そして、今のルフィなら、ガイモンには宝箱の中身がないことをハッキリと伝え、おそらくコビーを殴らせるような演技もできない。

 

名シーンの多さ、ルフィの人格、そしてつまらないタイミングが一切ないという点を評価し3位。

 

 

2位 アラバスタ編(101話~216話)

【印象的なところ】

・冬に咲く桜

・×

・クロコダイル

 

映画化までされたエピソードが2つも入っているアラバスタ編を下位にするわけにもいかず2位。とはいったものの実際ドラム島の桜の木の演出とビビとの別れのシーンは「このために読んできた!」と思わせてくれるような完璧なオチであった。

 

アラバスタ本編では七武海のクロコダイルが最後までルフィの前に立ちふさがった(しぶとかったのはルフィだが)。古代兵器のために国一つ乗っ取ろうとするスケールの大きさ、ロギアの絶望感、アラバスタの民を悉く踏み台にしていく姿勢はまさしく悪のカリスマ。言ってしまえば、ドフラミンゴの完全上位互換である。

 

アラバスタの民衆や国王への描写をちゃんとしていたため、ビビの「この国を愛してるから」が利いてくる。シャボンディ諸島もそうだが、ルフィ達周辺のことだけを描かずに、その周りの人々とのやり取りの中で彼らの生活をしっかりと描写できると、ただルフィ達が暴れて敵が勝った以上の意味をストーリーに見出すことができてとても良い。

 

国と民の姿をドラマチックに描いたアラバスタ編が2位。

 

1位 空島編(217話~303話)

【印象的なところ】

・人の夢は終わらねえ

・エネル

・鐘

 

ONE PIECEを途中で読むのやめた」という人はたいていアラバスタ出航と共に卒業している。それゆえ空島編はあまり評判がよくない。サバイバルも間延びしているという意見も多数ある。

 

だが私は1位に空島編をあげる。空島編のストーリーの完成度はONE PIECE内でぶっちぎりだ。芸術と言ってもよい。

 

霧に浮かぶ巨人の姿

 

 

先祖の因縁を晴らすために黄金郷を探すクリケット。同じように夢幻と言われている空島への航海を手助けしてもらう。

夢を笑うベラミーと「人の夢は終わらねえ」のティーチが良い味を出している。

また、この時点で空島と黄金郷が関わっているとクリケットが分かっていないことが物語のミソ。後になって結果的にルフィが恩返ししたことになったという運びになるのが、利害を超えた友情らしさを演出していて非常に良い。

 

 

空島突入。丁寧な過去編により、クリケットの先祖、ノーランドの思いと黄金郷の真実を読者に伝える。

 

 

エネル撃破と同時に「黄金郷は空にあった」ことを伝えるためにルフィが鐘を鳴らす。

 

 

鐘の音とともに霧にルフィのシルエットが浮かび、ルフィが黄金郷の存在を証明したことがクリケットに伝わる。

 

こんなにも美しい展開を週間連載でやってのける尾田氏は化物である。 細かい登場人物の思いやギミックがすべて鐘を鳴らすルフィという最高のフィナーレへの伏線になっている。サバイバルが間延びしているのは否めないが、麦わら一味の冒険だからそれは仕方がない。それにしたって無駄な描写は一切ないような気がする。

 

また、エネルという強敵の存在も大きい。彼の前に次々と仲間が倒れていく中、天敵のルフィが驕った神を打ち砕くという展開も少年漫画らしい爽快感があって大変よろしい。

 

もはや完全な好みなのだが、空島編1位だけは譲れなかった。世の中の意見と違っていてすまない。

 

それではさようなら。なお現在連載中のホールケーキアイランド編(仮)はたぶん5位か4位ぐらいにつけると思う。

 

【最強の運勢】2018年上半期の星座占いを10つ比べて都合の良い解釈をする

あけましておめでとうございます。

 

実は私は占いが大好きで、自信を失ったときには努力は特にせず誕生日占いで導き出された自らの可能性を信じる癖があります。それも、複数のサイトにアクセスして。

 

複数のサイトで誕生日占いをしていると、「おお、どこも同じことを言っているな」と思う部分がある反面、「いや、どっちだよ?」と疑問を抱くことはあります。そういうときは、だいたい自分にとって都合の良い部分を切り出して解釈するようにしています。そうすることで、複数の占いの結果を組み合わせて最強の自分を作り出せるのです。

 

せっかく2018年が訪れたので、今回は「2018年上半期の星座占い」を10つ確認し、都合の良い部分を切り出して「いやー上半期も絶好調だな!」と悦に浸りたいと思います。

 

生年月日だと身元バレが怖い上に2018年の運勢を占おうとするとお金がかかるサービスが多かったため、無料で確認しやすく身バレもしにくい星座占いを選びました。

※ちなみに私はやぎ座なので、やぎ座の結果を都合よく解釈します。

 

では、さっそく調べていきましょう。

 

まずはググろう。

今回は「2018年 上半期 星座占い」をグーグル検索し、ヒットした上位10件(ただし有料のモノ・一部の星座しか掲載されていないもの・2018年通年のものは除く)の都合の良い部分を抜きだそうと思います。

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検索は2018年1月8日の21時ごろに行っています。

 

10つの星座占いが出そろう

それぞれの占いを見て、ざっくり気になった点を挙げていきます。

だいたい女性向けサイトっぽいが面白いですね。男性はあまり占いが好きじゃないんでしょうか。

 

①2018年上半期マダム・モニカの12星座占い

precious.jp

2018年は自由度が上がるそうです。視野を広くしましょう。「自分はこうだぜ!」という断定は良くないとのこと。

 

②脇田尚揮さんの占い

p-dress.jp

対人コミュニケーションに重きが置かれるそう。自分の世界を広げるのがテーマ。

ここでも「自分を広げる」的なことが言われてますねー。

 

なお、ラッキーアイテムに「シルクの下着」がありました。流石に持ち合わせがないなあ。

 

③ムーン・リーの12星座占い

ムーン・リーの12星座占い【2018年上半期の運勢は? 】 | HOROSCOPE | FASHION HEADLINE

やぎ座は貯蓄がうはうはらしいです。

動きたいのに動けない状況になると書かれていますが、まさしく私は正月を風邪で寝込んで過ごしました。占いってすげー。

なお、粘り強く闘うことで勝利を得られるとのこと。苦手分野です。

 

④Cyclizm-サイクリズム-占い

12星座占い - 2018年上半期の運勢

モテる!!!

非常事態で散財と書いてあるけど、貯蓄がうはうはな僕には関係ないね。

ちなみに③でも書かれていたのですが、仕事が大変という記載もありました。

 

⑤夕貴さんの占い

flapjacks.info

 本当の自由へ!とのこと。自由系が3つも既に上がっています。フリーダム!!!

このサイトは月ごとのステップが詳細に書かれていてとてもイメージがわきやすいですね。1月前半に何かを始める人もいるらしい・・・。僕は何かを始めるのだろうか?あと7日ぐらい・・・

 

⑥マダムリリィさんの占い

www.cosmopolitan-jp.com

人脈を広げるといいらしい。視野を広めると似たところがありますねー。やぎ座は「広げる」期間になりそうです。ミニ分散投資が良いって書いてある・・・つまり貯蓄を膨らますためには投資ということだな。

 

なお、図書館や本屋でダンディな方との出会いがあるらしい。ボーイッシュな女性なら歓迎ですよ。

 

⑦12星座別 2018年上半期の運勢【キャメレオン竹田のゆるポジ占い】 | MYLOHAS

www.mylohas.net

コツコツ積み上げてきたものが脚光を浴びるとのこと。趣味が本業に・・とも。

これはもうあれですね。

このブログがバズるってことかな。

 

なお、恋愛については劇的な展開が起こるそう。モテるって書いてあった占いもあったので、これは波乱の予感ですわね。

ちなみに今のところ一番テンションが上がることが書かれているのがこの占い。

 

⑧2018年の上半期星占い| アルファー占い館

www.rosemary.ne.jp

ここでも人との交流が活発にと書かれている。先を見通した行動・一歩一歩着実に前進することが大事らしい。

副業で爆発して離職、とかやっちゃうとダメってことだな。

 

⑨ウーマンエキサイトさんの占い

woman.excite.co.jp

 

波乱万丈、前半は自分と向き合う・・・?手放すことで幸せになれるとのこと。

 

そろそろどの占いを都合よく採用するか迷ってきました。

 

⑩【辛口オネエ】2018年上半期の12星座占いダイジェスト版

www.verygood.la

最後に辛口を引き当ててしまいました。

しかし、パワフルな発展期になるというお言葉をいただいております。

何かを清算する期間になるとも。手放す系がここに来て2つ目ですね。

 

2018年上半期のやぎ座はすごく運勢が良かった

では、これら占いの結果をまとめて、最強のやぎ座運勢を完成させようと思います。

 

2018年上半期、やぎ座は・・・

 

モテる

 

凄いモテます。人との交流が活発になるうえでモテるとなると、もう凄いです。両手に華どころか、花束。両手どころか頭の中もお花畑。最高です。

更にそれだけではなく・・・

 

仕事でものすごいことを達成する。

 

大変との記載もあったが、困難を乗り越えてこその主人公。困難を乗り越えて凄いことを仕事で達成する予定です。

 

結果、自由に

 

もう誰も怖くありません。仕事でものすごいことを達成した結果、あなたは自由になりました。すべてのしがらみを手放します。なぜなら

 

すごいお金が手に入ったから

 

いい仕事して、ものすごいお金が手に入る!その結果自由な暮らしに!そうなるとしか思えません!さらにさらに・・・

 

そのお金で分散投資

 

分散投資した結果、お金はどんどん増えていきます。もはや無敵です。

そして

 

増えたお金でシルクの下着

 

を買います。履き心地良さそう♡

 

終わりに

占いは人生の指針となる素晴らしいコンテンツだと思う。何か見てるだけで幸せな気分になれるもんな。

全ての占い好きに幸あれ。

 

 

【No more illumination】クリスマスのベストデートスポットは都心から離れた観光地

2017年は天皇誕生日にあたる12月23日が土曜日、そしてクリスマスイブである12月24日が日曜日といったカレンダーになっており、恋人と週末クリスマスデートを楽しんだ人も多いだろう。

 

しかし、皆さん今年のクリスマス、いかがだっただろうか。

混んでいなかっただろうか。

 

混んでいるはずである。

「クリスマスは恋人とイルミネーションを見て、美味しい洋風なものを食べ、良い感じのホテルに泊まる」という風潮が世の中から消えない限り、世の中の恋人たちは夜を暴力的に照らす光に集まり、限られた空間にぎゅうぎゅうと押し込まれ、身体も心も消耗することになる。イルミネーションでなければ、まぁあとは遊園地やクリスマスなイベントを実施中のショッピングモールなどだろう。そしてお互いの傷を癒すように少し贅沢した食事とホテルを楽しみ、愛を確かめあうのだ。

 

事実、「クリスマス デートスポット」でググってヒットした記事は、総じて同じような場所を紹介している。

【2017】クリスマスデートはコレで決まり!彼女が喜ぶ最強デートプラン @jalannet

【2017最新版】東京・横浜のクリスマスデート - OZmall

【2017】クリスマスデートのおすすめスポット・プラン | レッツエンジョイ東京

 

これらが悪いとは言わない。人気なのだから、きっと良いスポットに違いない。

しかし、人気ゆえ混むのだ。

それを形式美と称賛する者もいるだろう。混むのに巻き込まれるまでがクリスマスの楽しみという人も。

 

しかし私は思う。どうせなら快適に過ごしたい。消耗したくない。なんならイルミネーションなんて冬場ならいくらでもそこら中に展開されており、もはやクリスマスに無理してみる必要なんてない。人混みに巻き込まれたくない。

考えてみてほしい。クリスマスで恋人たちが楽しんでいるのは「二人の特別な体験」だ。何もイルミネーションやクリスマス感にこだわる必要はないのではないだろうか。

 

というわけで、私は今年のクリスマスはクリスマスらしい場所に行くのを諦め、東京を離れた。「クリスマス、クリスマスっぽいところに行かなければ結構空いてて快適に旅行できる説」の検証である。

旅行なら恋人との特別な体験と言えるし、夕飯さえクリスマスめいたコースメニューとかにすればきっと世の女性達は満足してくれるのではないだろうか。

もしクリスマスの地方観光地が空いていて、かつ女性が楽しんでくれるのであれば、従来の混むクリスマスという常識をひっくり返すことが出来るのではないだろうか。

 

そんな思いを胸に抱え、私は飛行機に乗り込んだ。23日~24日にかけた1泊旅行である。

 

訪れたのは

www4.city.kanazawa.lg.jp

 

金沢である。

21世紀美術館を見たかった、それだけで行く先を決めた。冬なので東京より寒そうな場所に行く人はいないだろうという憶測もあった。

 

結論から言うと、全然混んでいなかった。21世紀美術館やら兼六園やらひがし茶屋街やら近江町市場やら有名なところをぶらぶらしたが、近江町市場が少しごみごみしていたぐらいで、美術館は5分ぐらい並べば入場でき、場内も快適に動き回ることが出来たし、ひがし茶屋街など閑散としているぐらいであった。北國新聞によると23日の兼六園の入場者は6520人だったそうだ。

 

24日15時頃の金沢駅の地下を見てほしい。

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誰もいない。最高である。

 

というわけで、少なくとも金沢においてはクリスマス周辺の週末は快適に観光できる程度の人しかいないということが判明した。おそらく別の地方都市もそうではないだろうか。ちなみに費用感も、往復の交通費と朝食つきの綺麗なホテル込みで40000円ぐらいだったので、平時に比べてとても高いというわけでもない。

 

男性諸君。もう都心の人混みに紛れている場合じゃないぞ。女性の皆さんがクリスマスにクリスマスらしくない観光地に行くことを良しとするかどうかは残念ながら検証できていないが、恋人にしれっと訊いてみてほしい。「特別な日だから旅行にでも行こう」と。普段のクリスマスよりちょっと高めの費用をかけるだけで、特別な思い出を作ることが出来る上に快適に過ごせるぞ。

 

なお、もう今年のクリスマスは終わってしまったが、2018年はクリスマスイブが月曜日、クリスマスが火曜日となっている。

それでも、私は祈る。この検証がいずれ世の恋人たちのためになることを。

 

 

【Netflixお題】2017年に見たベストアニメとして「四畳半神話大系」を推す。

2017年、湯浅政明監督のアニメ映画が2本も公開され私にとってはほくほくの一年であった。

 

森見登美彦氏原作の「夜は短し歩けよ乙女」。「逃げ恥」で勢いをつけた星野源氏が声の出演をしており、それなりにメディアにも取り上げられていたのではないだろうか。

kurokaminootome.com

midoumairu.hatenablog.com

 

さらにその直後に「夜明け告げるルーのうた」。アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門にてクリスタル賞(グランプリ相当)を受賞。公開時期が短かったが、凱旋公開が行われ、私はその凱旋に救われた人間の一人であった。FLASHアニメの威力を見せつけられた。

lunouta.com

midoumairu.hatenablog.com

 

同じ監督のアニメ映画を2本立て続けに見ることが出来るのは中々幸せなことで、特に「夜明け告げるルーのうた」は2017年のMYベスト映画なのではなかろうかと思っているのだが、既に記事を書いてしまっているので、割愛。

 

私がイチ推しする2017年に見た作品は「四畳半神話大系」である。

yojouhan.noitamina.tv

簡単に説明しておくと、腐れ大学生の「私」が所属したサークルによって自らの大学生活がどのように変化していったかを描く「if」ものである。森見登美彦氏の十八番である京都の名所を大いに盛り込んだ舞台設定、そして何より自意識全開の主人公、可愛らしいヒロイン(明石さんは最高に可愛い)、曲者だが憎めないサブキャラクター(小津は名キャラクターである)が特徴の作品だ。

 

なぜ今更「四畳半神話大系」なのか。「夜は短し歩けよ乙女」を劇場で見た直後、「四畳半神話大系も見返したい!」という思いにとらわれ、ブルーレイボックスを引っ張り出してきたのだ。

夜は短し歩けよ乙女」と「四畳半神話大系」は登場人物が被っているなど世界観を共有しており、片方を見てしまったらもう最後、もう片方も見ずにはいられない。アニメ版「夜は短し」には「四畳半」のキャラクター・モチーフが原作以上に登場しており、ファンにはたまらない作品となっている(小津っぽいカミサマとか、ジョニーとか)。

 

森見登美彦氏×湯浅監督のタッグの素晴らしさは原作の良さを踏襲しつつアニメーションだからこそ映える演出やオリジナルのストーリー展開をやってのけるところにある。

原作は計4話。1話完結という形になっている。4話ともルートは違うがオチはほぼ同じという構成が面白い。

しかしアニメ版は全11話という大きな流れでオチをつけなければならない。原作通りに同じオチを各話でやっていたら視聴者が離れていくだろう。そこで「もしも私が別のサークルに属していたら」という基本的なコンセプトは踏襲しつつも、10話~11話に話のオチを持ってくるという形にした。

基本的には1話で1エピソードが完結する構成なので、原作では描かれないエピソードもふんだんに盛り込まれており(原作が4話分しかないから当然である)、アニメ版ならではの楽しみがあるのが良い。そして10話~11話のオチは基本的に原作から外れていないのがとても良い。

原作がある映像作品において「原作改編」についての議論は避けて通れない道ではあるが、「四畳半」は見事にアニメならではの楽しみを作り出しながらも原作をリスペクトする最高の作品に仕上がっている。

「私」の一人称小説である原作の空気感を出来るだけ再現しようと「私」の声を演じている浅沼晋太郎氏がひたすらに喋り倒しているのも面白い。こんなにぶつぶつしゃべり続ける声優はあまりいない。

原作が好きでアニメ版を嫌いになる人はいないと思う、この作品においては。

 

四畳半神話大系」はネットフリックスで見れるらしいので、ぜひ見てほしい。

「ずっと話が進まなくてつまらない」と思ってしまうタイミングがあるかもしれない。しかし、覚えていてほしい。少しずつ前進していること、そしてこの作品の大きなオチの感動は、この「繰り返し」があるからこそなのだと。

 

ちなみに、湯浅監督のアニメーションがネットフリックスで来年から公開されるらしい。楽しみ。

devilman-crybaby.com


伝説のコミックが過激に甦る!『DEVILMAN crybaby』PV第3弾

↑走ってるシーン、脚がぬるぬる動く。湯浅監督だと確信できるワンシーン。

 

というわけで、2017年一番良かったアニメ「四畳半神話大系」でした。

【ジャンプ+】「フルチャージ‼家電ちゃん」と「阿波連さんははかれない 」に命を救われている

一時期は中二病をこじらせて「崇高な作品を」とか言いながらストーリーがよく練られていたり、ちょっと重たいテーマを扱っていたりする漫画を好んで読んでいたが、24年も生きると一周回ってただただ癒されるラブコメっぽい作品が愛おしくてしょうがない。

 

仕事で疲れているのだ。

頭を使いたくない。ただただ幸せで緩やかな気持ちの高まりを感じたい。

 

最近の習慣かつ茫漠とした乾いた日々を乗り越えるための楽しみはBLEACH銀魂の一日一話無料を読み、ジャンプ+で「フルチャージ‼家電ちゃん」を一話読み、隔週で更新される「オトメの帝国」と「阿波連さんははかれない」を読むことである。金はないので無料アプリに縛られているのが哀しいが、あえてその縛りを持たせることで毎日あるいは毎週に生きる希望を見出しているのである。

中学時代月曜日になると学校へのヘイトとジャンプへの期待でテンションがおかしくなっていたが、時を経てまたジャンプとリアルの間で揺れる精神性を取り戻してしまった。

 

既に「オトメの帝国」の記事は書いているので、

midoumairu.hatenablog.com

 

僕が最近命を救われている 「フルチャージ‼家電ちゃん」と「阿波連さんははかれない 」の紹介をしたい。

shonenjumpplus.com

家電を自称する家事代行メイドロボット的な存在、アイちゃんとそのご主人様ヒロトくんによる日常系コメディ。アイちゃんが強烈な可愛さを誇る。完結済み。

 

shonenjumpplus.com

人との距離感を掴むのが苦手で意思疎通がなかなか難しい阿波連さんと、極端な勘違いと飄々とした態度と包容力が特徴のライドウくんのやりとりをただ描く学園系コメディ。ふふっ、と笑ってしまうシーンが多い。連載中。

 

これら二つの作品の共通点は、ただただ可愛い女の子をノンストレスで楽しむことが出来ることだ。私は時にそういう世界に逃げ込み、どうにかこの現実を生きている。

ノンストレス女の子エンジョイ漫画とは。その条件は以下の通り。

 

①激しいエロはNG

ほんわかではなく、気持ちが滾ってしまうからである。

「家電ちゃん」はややエロだが、青少年に見せても問題がない程度である。

「阿波連さん」については全くエロがなくほんわかとした男女の友情?を描いている。

 

②男性に好意があるタイプのハーレム系ラブコメはNG

大抵男性側に嫉妬の行動に苛立ちを覚えるからである。

「家電ちゃん」はなぜが主人公が持てるタイプのコメディ漫画だが、ヒロイン達が家電orロボットなので本人にその気は基本的にはない。

「阿波連ちゃん」に限っては1対1のやりとりが8割を占め、二人の間に形成される優しい世界を脅かす存在はいないので、その心配はない。

 

③女の子だけのゆるふわな日常系はNG

所謂まんがタイムきらら系の作品はいまいち癒されない。なぜなら、男性への感情移入が出来てはじめて「可愛い女の子とのノンストレスなやりとり」を疑似体験できるからである。

「家電ちゃん」「阿波連さん」共に、男性が主人公である。こんな生活できたらなあという夢のある感情移入に大いに貢献してくれている。

 

④1話完結型

途中から急に読んでも楽しめる作品でないと、作品のストーリーを追うということがストレスになるからである。

 

僕は貧乏人なのでジャンプ+の無料更新で楽しんでいるが、途中から読んでも普通に面白いのが良い。

 

⑤女の子が可愛い

画力がある程度高いのが重要である。そして、もちろん魅力的なキャラクターであるのも重要だ。

「家電ちゃん」のアイちゃんが大好きである。底なしの元気とただ真直ぐヒロトさまを思う気持ち、そして適度なアホ感がとてもかわいい。

「阿波連さん」の阿波連さんが大好きである。人間関係に不器用ながらもライドウくんと心を通わせようとするさま、全体的な小動物感がたまらない。というかライドウくんと阿波連さんのカップルとして好きである。

 

その他「誰かが救われない傷つけられ方をするのはNG」「見てるこっちが疲れる激しいギャグはNG」「ふふ、と笑える程度の小ネタをたくさん挟む程度がちょうどいい」など様々条件はあるが、割愛する。

 

というわけで、僕は「家電ちゃん」と「阿波連さん」が大好きなのである。あたまゆるふわ幸せマンガをあげるなら僕はこの2作品を推す。

現実逃避なら、この2作品に違いない。