定時後に映画館

仕事の片手間に映画の話をします。

【ポッピンQ】可愛い女の子がダンスしているだけで幸せ(感想:後半ネタバレ)

僕はかつてオタクであった。

恋愛盛りの中高時代を男子校で過ごしてしまったのが、間違いだった。

本気で、恋のドキドキを2次元のキャラクターに感じていたことがあり、「じ、じつはあのキャラ好きでさー」という友人へのカミングアウトを、告白気分で楽しんでいた。気持ち悪いとは言わないが、決して爽やかな絵ではない。いや、気持ち悪いか。

 

しかし、間違いとは言ったものの、アニメとラノベと漫画に囲まれていたあの6年間は、大切な思い出だ。

 

今では深夜アニメも見なくなってしまい、ライトノベルや漫画にも疎くなってしまったが、それでもまだオタクとしての血は流れている。アニメ、大好きだ。

アニメ映画が公開されたら、友達と一緒に劇場に足を運ぶ習慣は健在である。

 

そして、2017年1本目に見た映画こそが、「ポッピンQ」である。

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新宿バルト9で見たのだけれど、超歓迎された。

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↑声優さんのサイン入りポスター。

 

ちなみに公式サイトはこちらです。僕は弱いオタクなので詳しいことは分かりませんが、制作陣がかなり豪華らしく、一緒に見に行った友達が盛り上がっていました。

www.popin-q.com

 

ちなみに、映画を見る前に一応HPを確認して、イントロダクションを読んだのですが、少々不安になる一文を見つけてしまいました。

そして、彼女たちのドラマチックなストーリーを、さらに盛り上げるのがダンスシーン。

3DCGを駆使した可愛らしくも華麗なダンスは、本作を語るときに欠かせない重要な要素のひとつ。

 

ダンス・・・?

いや、シリアスな青春ものの途中で踊られたら僕、笑っちゃうんですけど・・・。


劇場アニメ『ポッピンQ』予告映像

踊ってますね。1:22ぐらいから。

 

でも、このダンスを主軸に置くのだったら、この映画、最高だったと思います。

そう、ダンスのための、ダンス映画。可愛い女の子たちが映える、ダンス映画。

それに尽きます。それでは魅力を語っていきましょ。

 

中学3年生女子5人の成長を描く、キャラクター萌え物語。

一言でいうと、ポッピンQはこんな映画です。

どんな話かを説明しておきましょう(詳細見たい人はリンクからどうぞ)。

卒業式当日に、悩みを抱えた女の子5人が、「時の谷」という異世界に飛ばされてしまいます。彼女らが協力して、ダンスを踊らないと、世界は崩壊してしまいます。

といったお話です。シンプルでしょ? そうなんです、シンプル。

この映画にはどんでん返しも起きないし、我々大人が見る分には先が読める展開の連続となっております。

悪い意味で言うと、ストーリーは凡庸。しかし、キャラクターの成長物語を描いた王道をしっかりと貫いています。なので、「いや、ここでこのキャラクターがこんなことを言うはずはない」というシーンは一切ない。

 

ポッピンQ」は、キャラクターをとても大切にしています。登場した5人の女の子全員のバックグラウンドが理解できるように説明されていて、彼女らがどんな悩みや葛藤を抱えているかもしっかりと伝わる。悩みや葛藤を仲間と共有して、試練を乗り越えていくというストーリーの流れも、自然でわかりやすい。

物語を通して、一切パーソナリティがぶれないまま、思春期の成長を描ききったという点で、素晴らしい映画だと思います。そういう作品は、キャラクターに感情移入出来るので、それがすなわち「萌え」に繋がって、我々のようなオタクも楽しみやすいですよね。

 

ちなみに僕は、紗紀ちゃんが一番好き。

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↑劇場でもらったカレンダー風ポストカード。メインキャラ5人と集合絵1枚で12か月分あるよ。

 

余談ですが、この映画、ターゲットをかなり広く設定しているようで(どうやらコミカライズ版がちゃおで連載されていたりするようです)、子どもから大人まで見れるようにしたかったんだと思います。そういう意味でも、分かりやすく可愛いキャラクターに感情移入しやすいストーリー作りは成功と言っても良いのかもしれません。

 

やはりダンス!(ここからネタバレ含む)

この物語のカギを握るのは、ダンス。詳しい人によると、プリキュアシリーズのダンスを手掛けている人がダンス部分を作ったんだとか・・・。

 

細かい話は分かりませんが、可愛い女の子が最高の表情でダンスする様子は可愛い。クライマックスでダンスシーンがあるわけですが、キャラクターへの愛が最高に高まった段階で、ダンスをされるわけですよ。

もはや、アイドルです。アイドル。生のアイドルのライブを見たことが一度あるのですが、それと同じような気持ちで楽しむことが出来ました。

 

あと、5人が心を通じ合わせないとダンスは踊れないという当たり前の前提が、この物語の鍵を握っていたと思います。

最初4人(サキちゃんは訳あっていない)でバラバラのダンスを踊っているシーンがあるんですけど、あれをあえて映したのは非常に良かった。視覚的に4人が自分のことしか考えられていないことが一発で伝わるし、そのあとダンスがそろったときの感動が大きい。

ダンスによって、5人の絆を表現するのはとても良い手法だと思いました。

「唐突なダンス!!」とか言ってた視聴前の僕に、説教してやりたいですね。

その他、頑張ってたところ(以下、致命的なネタバレ含む)

女の子5人、ということに意味を持たせていたのは面白いなーって感じました。

ラストシーン、伊純のお母さんが言っていた「女の子は急に成長するもんねー」というセリフとか、時の経過の恐怖を美しさを失う「老い」で表現するところとか。

 

あとは、同位体が良い役目を果たしていましたね。パートナーの女の子の性格を分かりやすく体現しており、彼女らが自分で言ったら痛いor臭い感情を、彼らが上手く代弁してくれている。心が通じ合っているという設定が活かされていた。

一方で、伝えたいことをすべてキャラクターが喋ってしまっていたので、ちょっと軽薄だなーとは思ったのですが、女児向けの解説だと思ったら目を瞑れないほどではないでしょう。

 

そして、続編を匂わせるスタッフロール後の映像。あれは、「本作で消化不足だった設定をすべて続編に投げます」というスタッフの意思表示であり、ある意味賢い。「次回作であのわからなかったところが解決するんだね!?」って視聴者は思うもんな。レノの扱いとか、酷かったもん。

 

次回作、期待してるよ!!!

 

ちなみに。

無料でポッピンQの世界観が楽しめる漫画があるので、こちらを読んでから劇場に行くことをおすすめします。1話はいきなりネタバレから始まるので、要注意ですが。

comic.webnewtype.com

 

次は明日、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を見てきます。この落差にビックリだよ。