【怪盗グルーのミニオン大脱走】主役が食われている作品(感想:ネタバレなし)
少し前に見てきたのだけれど、感想を書いていなかった。「ミニオンが可愛いぜ!いえーい!!!」と書くしかないかなぁというわけで、記事にしていなかったわけだけれど。感想が書きやすい作品と書きにくい作品ってやっぱりあるわけさ。
しかしそれでも今更になって書く理由とは。すげーヒットしているらしいから、である。
映画のランキングみたいなものをあまり見る習慣がないのだけれど(映画に関するブログを書いている人間としてどうかと思うが)、たまたま目にしたら何やら本作ずっと1位らしいじゃないか。
↑スパイダーマンより上・・・?
売れているものはちゃんと記録に残しておきたい!というわけで、感想を書きます。
あらすじ(ネタバレあり)
本作は「怪盗グルー」シリーズの3作目である。「月泥棒」「ミニオン危機一髪」に続く作品。
「月泥棒」で父性に目覚め、家族を持ったグルー。
「危機一髪」で悪党から足を洗い、「反悪党同盟」の仲間入りをしたグルー。ついでにルーシーといい感じに。
そして本作「大脱走」では、グルーとルーシーは結婚しており、養子三姉妹と一緒に暮らしている。物語序盤で、グルーはバルタザール・ブラットと呼ばれる悪党の捕獲に失敗。その結果、「反悪党同盟」を解雇されてしまう。バルタザールは巨大なダイヤモンドを盗むことに成功。ダイヤの力を使ってハリウッドの破壊を目論む。
そんな時、グルーの双子の兄弟であるドルーから手紙が。グルーファミリーはドルーの屋敷に招待される。ドルーは悪党に憧れるものの才能がなく、悪党のカリスマであるグルーに悪党の手助けをしてほしいと依頼。グルーは悪党から足を洗った身だったが、バルタザールのダイヤを盗み「反悪党同盟」に返り咲こうと企み、ドルーに協力することにする。
無事ダイヤをバルタザールの基地から盗むことに成功したが、ルーシーに化けたバルタザールに娘3姉妹と一緒にダイヤを取り返されてしまう。娘とバルタザールを追ってグルー・ドル―・ルーシーはハリウッドへ。刑務所から脱走したミニオン達の活躍もあり、無事バルタザールを捕獲。グルーとルーシーは「反悪党同盟」に復帰、ドルーはグルー達と同居するが、相変わらず悪党を続けるつもりで、ミニオン達と悪事に出掛けて行ったところを、グルーとルーシーが追いかけようとするところでエンド。
珍しく公式HPにあらすじが見当たらないので、ざっくりと物語の大筋を書いてしまった。まぁミニオン達が可愛ければ皆見に来るからね、ストーリーなんて関係ないぜ!
肝心なミニオン達はどのような活躍をするのかというと、
①悪党に戻ろうとしないグルーへストライキ。2匹を残して全員出ていく。
②TV局への不法侵入で逮捕
③刑務所でグルーのもとに帰りたいと思い返し、脱出
④バルタザールが暴れているところに合流。
といった感じだ。正直彼らがいなくても物語は成立してしまうのだが、彼らは可愛いのでしょうがない。
テーマは家族の絆
グルーとドルーという双子の関係、そしてルーシーと三姉妹の関係が中心的に描かれている。
まず前者。元々グルーは兄弟がいないと思っていたため、自分に瓜二つな双子がいると知って大いに喜ぶ。グルーは悪党をやめ、ドルーは悪党を目指すという考え方の違いから衝突があったものの、最終的には一緒に暮らすほどの仲良しになったので、めでたしめでたしといったところだろうか。グルーは従来通り悪党を取り締まる側に、しかしドルーはやはり悪党を目指しておりミニオンと共に夜の街に繰り出す。こういった相反する関係でありながらも、家族としてともに暮らすことが許されているというのがほんわかポイントだった気がする。夢のある家族像である。
そして後者。ルーシーがグルー抜きで三姉妹と街に繰り出すシーンがあるのだけれど、彼女が母親らしくなろうと奮闘している姿が描かれている。長女のマーゴとプチ衝突がありながらも彼女と和解していく様や、三姉妹の一番下のアグネスには「ママ」と呼ばれ喜んでいるルーシーが微笑ましい。娘たちが崩壊するビルに取り残されたとき、それを助けに行ったのはルーシーだった。
「月泥棒」ではグルーが父親になり、「大脱走」ではルーシーが母親になる。ちょっと似たようなテーマだったのが残念だったが、ちゃんと楽しかった。
やはりミニオンが可愛い映画
色々と書いたものの、結局のところはこれである。ミニオンが好きならば楽しめ、ミニオンが別に好きでないならばこの映画は普通の映画なのだろう。
ミニオン語で一緒に歌おう♪映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』本編映像(カラオケバージョン)
予告映像を見れば分かるけれど、ものすごくミニオンが推されている。ミニオンが檻の中でグルーとの思い出に浸っているシーンがあるが、そこはちょっとジーンときてしまった(予告の釣りのシーンとか)。あとはミニオンが歌っているシーン。やっぱり歌があると映える。
要は何が言いたいかと言うと、ミニオンが可愛い。
ぜひミニオンを見に行ってほしい。ということで今回のオチとします。