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【No more illumination】クリスマスのベストデートスポットは都心から離れた観光地

2017年は天皇誕生日にあたる12月23日が土曜日、そしてクリスマスイブである12月24日が日曜日といったカレンダーになっており、恋人と週末クリスマスデートを楽しんだ人も多いだろう。

 

しかし、皆さん今年のクリスマス、いかがだっただろうか。

混んでいなかっただろうか。

 

混んでいるはずである。

「クリスマスは恋人とイルミネーションを見て、美味しい洋風なものを食べ、良い感じのホテルに泊まる」という風潮が世の中から消えない限り、世の中の恋人たちは夜を暴力的に照らす光に集まり、限られた空間にぎゅうぎゅうと押し込まれ、身体も心も消耗することになる。イルミネーションでなければ、まぁあとは遊園地やクリスマスなイベントを実施中のショッピングモールなどだろう。そしてお互いの傷を癒すように少し贅沢した食事とホテルを楽しみ、愛を確かめあうのだ。

 

事実、「クリスマス デートスポット」でググってヒットした記事は、総じて同じような場所を紹介している。

【2017】クリスマスデートはコレで決まり!彼女が喜ぶ最強デートプラン @jalannet

【2017最新版】東京・横浜のクリスマスデート - OZmall

【2017】クリスマスデートのおすすめスポット・プラン | レッツエンジョイ東京

 

これらが悪いとは言わない。人気なのだから、きっと良いスポットに違いない。

しかし、人気ゆえ混むのだ。

それを形式美と称賛する者もいるだろう。混むのに巻き込まれるまでがクリスマスの楽しみという人も。

 

しかし私は思う。どうせなら快適に過ごしたい。消耗したくない。なんならイルミネーションなんて冬場ならいくらでもそこら中に展開されており、もはやクリスマスに無理してみる必要なんてない。人混みに巻き込まれたくない。

考えてみてほしい。クリスマスで恋人たちが楽しんでいるのは「二人の特別な体験」だ。何もイルミネーションやクリスマス感にこだわる必要はないのではないだろうか。

 

というわけで、私は今年のクリスマスはクリスマスらしい場所に行くのを諦め、東京を離れた。「クリスマス、クリスマスっぽいところに行かなければ結構空いてて快適に旅行できる説」の検証である。

旅行なら恋人との特別な体験と言えるし、夕飯さえクリスマスめいたコースメニューとかにすればきっと世の女性達は満足してくれるのではないだろうか。

もしクリスマスの地方観光地が空いていて、かつ女性が楽しんでくれるのであれば、従来の混むクリスマスという常識をひっくり返すことが出来るのではないだろうか。

 

そんな思いを胸に抱え、私は飛行機に乗り込んだ。23日~24日にかけた1泊旅行である。

 

訪れたのは

www4.city.kanazawa.lg.jp

 

金沢である。

21世紀美術館を見たかった、それだけで行く先を決めた。冬なので東京より寒そうな場所に行く人はいないだろうという憶測もあった。

 

結論から言うと、全然混んでいなかった。21世紀美術館やら兼六園やらひがし茶屋街やら近江町市場やら有名なところをぶらぶらしたが、近江町市場が少しごみごみしていたぐらいで、美術館は5分ぐらい並べば入場でき、場内も快適に動き回ることが出来たし、ひがし茶屋街など閑散としているぐらいであった。北國新聞によると23日の兼六園の入場者は6520人だったそうだ。

 

24日15時頃の金沢駅の地下を見てほしい。

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誰もいない。最高である。

 

というわけで、少なくとも金沢においてはクリスマス周辺の週末は快適に観光できる程度の人しかいないということが判明した。おそらく別の地方都市もそうではないだろうか。ちなみに費用感も、往復の交通費と朝食つきの綺麗なホテル込みで40000円ぐらいだったので、平時に比べてとても高いというわけでもない。

 

男性諸君。もう都心の人混みに紛れている場合じゃないぞ。女性の皆さんがクリスマスにクリスマスらしくない観光地に行くことを良しとするかどうかは残念ながら検証できていないが、恋人にしれっと訊いてみてほしい。「特別な日だから旅行にでも行こう」と。普段のクリスマスよりちょっと高めの費用をかけるだけで、特別な思い出を作ることが出来る上に快適に過ごせるぞ。

 

なお、もう今年のクリスマスは終わってしまったが、2018年はクリスマスイブが月曜日、クリスマスが火曜日となっている。

それでも、私は祈る。この検証がいずれ世の恋人たちのためになることを。