【追い詰められた人向け】情報セキュリティマネジメント試験に1日の勉強で合格する方法
情報セキュリティマネジメント試験という国家試験がある。
この記事は、試験日の前日まで努力を怠ってきた人間が、合格するためにどうやって足掻くべきかを説明したものだ。真面目な人、受ける気がない人は、「戻る」ボタンを押してくださって構わない。
ただ、情報セキュリティマネジメント試験に限らず、どんなペーパーテストでも最低限の努力で通過する方法はほぼ共通している。勉強が嫌いだが、効率的にいい点数を取りたい人も読んだらちょっとした参考にはなるかもしれない。
・・・既視感がある人は、おそらくこの記事を読んでいるのだと思う。
このブログはタイトルから見てわかるように、映画や本や音楽について僕が勢いよく感想を書くことを目的に運用されている。つまり、ITパスポートの受かり方なんて本当はどうでもいいのだ。こんな記事消してしまえとも思ったのだが。
意外とアクセスが良く、弱小ブログを運営する者としてはこの流入を断ち切るわけには行かないと判断した。それどころか、味を占めて別の資格の解説をしてしまう僕のあくどさにはため息が出るが、落ちると思っていた試験に本当に前日勉強で合格してしまったら仕方がない。
おそらく世の中には前日まで勉強せずに合格したい人が溢れかえっているのだろう。僕と同じように。
そんな人々の助けに少しでもなるのならば、嬉しい。
では解説していくぞ。
※残念ながら合格したのにも拘らず、既に勉強した内容はすべて吹っ飛んでいるので、試験に出てくる知識の内容自体の解説を求めている人はお引き取り願いたい。ここで開設するのは、「勉強の仕方」だ。そしてさらになぜ自分が合格できていたのかよくわかっていないので、ITパスポートの記事より解説が適当めなので、気を付けてほしい。
- そもそもこの試験は?
- 前日勉強で合格した人間はどんな人か。
- 試験の構成について
- 対策方法 まずは自分を知る
- 暗記は苦手だけど、頭の回転に自信があるタイプ
- 午後問題が苦手そうなタイプの方
- 共通して大切なこと
- まとめ
- 今回のオチ
そもそもこの試験は?
まぁここを読んでほしい。
この項目でお伝えしたいのは、ITパスポートより上位のランクの資格であるということだ。なので、この資格を取得したいと思っている人は、まずはITパスポートの取得をするのをオススメする。
私もITパスポート⇒情報セキュリティマネジメント試験とステップアップして受験した人間なので、少なくともこれから記載する前日勉強でどうにかなる方法は、ITパスポート取得者レベルのIT知識があることが前提となっていることに留意いただきたい。
前日勉強で合格した人間はどんな人か。
ITパスポート取得者レベル、と言われてもあまりピンとこないと思うので、僕という人間がどういう人かをもう少しコメントしておきたい。
僕に近しい人は、前日勉強で運よく合格できるかもしれないし、そういうわけでもないって人はもっと勉強時間を設けたほうが良いかもしれない。
前日勉強で合格した私は・・・
◆ITパスポートは前日勉強で合格。ITリテラシーは「職場の人間にエクセルの使い方をよく訊かれ四苦八苦しながら回答することが出来るレベルであるが、ファイアウォールとかローマ字3つ並んだ言葉の意味だとか、そういうのは全然わからない。」レベル。
◆最低限の準備で中高なら90点以上、大学ならAランク以上を狙うのに秀でていた。しかし、暗記は極端に苦手。どこが出るか山を張って、当てる形で正答を積み重ねるタイプ。
◆合格はしたものの、何点で合格したかは不明。おそらくギリギリだし、既に受験した内容は一切覚えていない。この試験は問題を持ち出すことが出来るのだが、自己採点するために自分の回答を問題用紙にメモする手間すら省いてさっさと帰った。
このレベル・水準であるならば、皆さんも合格出来る可能性が高いということだ。
何やら自慢っぽくなってしまっていやな感じだが、情報セキュリティマネジメント試験の内容は正直難しい。
僕も運よく合格した人間なので、確実に合格を狙う人はちゃんと勉強した方が良いということを言いたいのだ。ITパスポートとは明確に異なる。
僕の様に、「前日勉強で合格したらラッキーだなあ」程度の心持の人にしか、前日勉強はお勧めできない。結構本気で合格したい人は前日勉強はやめよう。
試験の構成について
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2017、平成29年)
こちらのリンクに過去問がアップされているので見てほしいのだが、1部と2部がある。
午前は単純な知識を問われる4択問題。50問あり、30問正答で合格となる。
午後は文章題。情報セキュリティに関する事例がつらつらと書かれており、その物語に沿って問題が出題される。事例は計3つあり、各事例について問題が何問か設定されているが、数が決まっているわけではない。こちらも100点中60点で合格。
要は、午前は暗記さえすれば闘える、午後は知識を活用する力が問われるという感じだ。
対策方法 まずは自分を知る
前日勉強での闘い方は2パターンある。
まずは、自分がどんな人間なのか、判断してほしい。
①暗記は苦手だけど、その場の頭の回転が求められる試験は得意。
②暗記は得意だけど、その場の頭の回転を求められる試験は苦手。
僕は前述したとおり暗記が苦手なので、①タイプだ。だから①タイプの試験勉強方法は胸を張って解説出来る。
しかし②の方は極論想像だし、②の人は前日勉強で闘えるのかは正直分からない。しかし頑張って書くので、まぁ参考程度にしてほしい。
暗記は苦手だけど、頭の回転に自信があるタイプ
まずは、オーソドックスな試験勉強の方法を説明しておこう。
①テキストを読み、覚える
②午前問題の過去問を何度も解き、知識を定着させる(⇒これで午前問題は合格できる)
③定着させた知識を用いて、午後問題の過去問を何度も解く(⇒これで午後問題も合格可能だ)
しかし我々には時間がない。なぜなら前日に初めてテキストを読むからだ。
そこで、我々は以下のように戦うことにする。
①テキストを読む
②テキストを読む
③午前問題の過去問を解く
④テキストを読む
そう、 大きな違いは午後問題の過去問を切り捨てるということ。
なぜなら、我々に足りないのは知識であり、知識さえあれば午後問題なんてその場で解けるはずだからだ。実際私は、午後問題の過去問を目にすることなく試験に臨んだ。試験会場で初めて「こんな感じの試験なんだ」と知ったレベルである。
ちなみに午前問題の過去問さえ私は解かなかったが、一度は午前問題の過去問は目を通しておいたほうが良いと思う。知識はインプット⇒アウトプットの繰り返しをすると定着しやすい。まだ設立されてから10年ぐらいしか経っていない試験なので過去問の数は限られているが、これらすべてに正答出来るようになればまぁ本番の試験も大丈夫なんじゃないだろうか。
一応テキストの読み方だけ、解説をしておく。
平成30年度【春期】【秋期】 情報セキュリティマネジメント合格教本 (情報処理技術者試験)
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↑私が使ったテキストはこちら。
テキストは何度も読むが、読み方にコツがある。テキストの種類が違くても方法は同じだ。
①全体を流し読みする
②太字・赤字部分のあたりを集中して読む。
③過去問で分からなかった項目を読む。
これだけだ。必要がなさそうなところは切る。これがポイントだ。
これで大丈夫。あとは当日覚えた知識を発揮するだけだ。
なお、午前問題と午後問題の間に時間があるので、この時間で知識をさらに詰め込んだり、勉強してなかった午後問題の過去問をちょっとだけ読んでおくなどの対策をしておくとよい。
午前問題・午後問題ともに90分あるが、午前問題は90分かからないので、早めに退室して午後の対策をしよう。
ちなみに、僕はTSUTAYAと本屋にいって時間をつぶしていた。無駄な時間の使い方をするのはやめよう。
午後問題が苦手そうなタイプの方
この方々も基本的には同じ勉強方法だが、以下のように勉強をしよう。
①テキストを読む
②テキストを読む
③午前問題の過去問を解く
④テキストを読む
⑤午後問題の過去問を解き続ける。
おそらく暗記が得意なら、④時点で結構知識は頭に入っていると思うので、午後問題になれるためにひたすら過去問を解こう。で、午後問題も結局のところ午前問題の知識に紐づいているものなので、午後問題を解いていてわからなかった部分があれば、その時テキストに戻ればよい。
共通して大切なこと
寝ろ。8時間寝ろ。すっきりした頭で行かないと、午後問題は厳しい。
まとめ
これだけやっても(前日勉強なのでこれしかやってない、なのかもしれないが)、合格する可能性は結構低く、運が悪いとおそらく落ちるだろう。
何度も言うが、この試験はしっかり勉強して臨むことをお勧めする。
ITパスポートとは、違うぞ。
今回のオチ
僕みたいな素人じゃなくても情報セキュリティマネジメント試験対策をしてくれてるサイトってあるんじゃないかって思ってみてみたら・・・
まぁやっぱりあるよね。本気で合格したい人はこちらを読んでくださいってことで今回のオチとします。