定時後に映画館

仕事の片手間に映画の話をします。

【アトミックブロンド】ちょっと理解が追い付かないけど、アクション見てるだけで楽しい(感想:ネタバレあり)


映画『アトミック・ブロンド』予告編

 

見てこの予告編。

すげーカッコいいでしょ?

 

僕、こういう音楽とアクションがマッチしてる感じの映像大好きなんだよね。


Queen - Killer Queen (Top Of The Pops, 1974)

「Killer Queen」使っちゃうのはマジで卑怯。

 

midoumairu.hatenablog.com

↑これもそういう映画だった。 

 

というわけで「アトミックブロンド」を見てきた。

 

しかしだね、残念ながら本編では一度も「KIller Queen」流れないんだよ。

予告最高にかっこよかったから期待してたのになあ。

まぁそれでも決してつまらない作品ではなかったということで、感想を書いていくよ。

 

あらすじ(まだネタバレなし)

TOHOシネマズのあらすじから引用。

世界を揺るがす最高機密のリストが消えた。イギリスの諜報機関MI6きってのスパイ、ロレーン・ブロートンはリストの奪還を命じられる。しかし、世界中のスパイがリストを狙っていた・・・。

ちょっとあっさりし過ぎじゃないですかね?公開劇場が少ないからといって。

 

もう少し補足すると、

◇現代ではなく、ベルリンの壁崩壊直前直後の話。部隊は東ベルリンと西ベルリン

◇ローレンはジェームズ・マカヴォイ演じるパーシヴァルとペアを組む

◇ミッションは最高機密のリストの奪還および、MI6の二重スパイのサッチェルを見つけること。

 

まぁこんな感じですわ。基本的にはアクションと「誰が悪役か?」という疑心暗鬼を楽しむ映画ですわね。

 

流石にアクションの迫力はすごい

シャーリーズ・セロンが敵を次々と殺害するシーンが結構続くのだけれど、決してスタイリッシュではなく、マジモンの喧嘩を見ているような肉弾戦が多い。

スタイリッシュな殺戮の典型例は「ジョン・ウィック」シリーズね。あぁゆう感じで爽快感のある殺しでは決してないってこと。

 

特に中盤のアクションシーンはすごくて、血みどろになりながらそこら中に落ちている家具やとりあえず堅そうなもので敵の急所を力任せに殴りつけるようなシーンが続く。銃で的確に次々と敵を殺していくというよりは、肉弾戦が多いし、一撃で敵が沈むこともあまりないから戦闘にスピード感があるとは言い難い。

何というかあんなにクールな予告編なのに、本編は泥臭く結構地道に一人一人を処理していくのだ。「生々しい」という表現がふさわしい。

女性なのに、いや女性だからこそ、血みどろの殴り合いによる殺戮が映えるのだろう。普段見れない、女性がとてもリアルな喧嘩に興じているような変な高揚感を覚えた。


映画『アトミック・ブロンド』特別予告 "Sweet Dreams"

この映像のしょっぱな、すげー血だらけのシャーリーズセロンが映っているが、これはその血みどろな戦闘の直後の姿である。

 

展開が追いかけにくい(まだネタバレじゃない)

僕が人の名前覚えるのが得意じゃないこともあるが、結構話の展開は追いにくい。頭空っぽにして見ていると、展開に追いつけなくなるパターンの映画だ。

ローレンが任務後に取り調べのようなものを受けながら、過去を回想していく感じで物語は進行するのだけれど、その行き来が結構多い上に、回想部分も各シーンのつながりが分かりにくいので、結構話を追うのに苦労した。

 

結局サッチェルは誰なのかも物語の終盤で分かるのだが、物語の経過を見ながら誰かな・・・?と推理することは叶わず、「あぁこの人ね」と何の積み重ねもなく急に黒幕が判明したって感じだった。

まぁこれは人によるのかもしれない。僕は少なくとも、話の展開が理解しにくかったよというだけで。

 

ジェームズ・マカヴォイが最高にかっこいい(ここからネタバレ)

ヒロインローレンと組むパーシヴァルを演じたジェームズ・マカヴォイ。結構本作では見せ場が多いのだけれど、彼がすげーカッコいい。アクションをたくさんこなすでもなく、淡々とローレンを追い詰めていく役なんだけれど、彼のカリスマ感がすごかった。軽く適当な装いだが(ローレン曰く、無能に見せかけている)、最後までローレンの一歩先を行く名悪役だったと思う。

彼はベルリンという街をよく知っている人間であり、スパイとして人を騙し、そして騙されるということをゲームとして受け入れている。結果的に彼はローレンに殺害されるのだが、その場面での彼の独白、そして最後の「この街を愛している」という一言が最高に痺れた。

 

オチは?(ガッツリネタバレ)

サッチェル=ローレン。

ローレンはパーシヴァルをサッチェルに仕立て上げ、リストは手に入れることが出来なかったと言ってベルリンより帰還。

しかし、当然ローレンは殺害したパーシヴァルからリストを奪っていて、KGB(ロシア連邦保安庁)へサッチェルとしてそのリストを渡しに行く。

しかしサッチェルも裏の顔。KGBの面々を殺害。彼女はMI6の人間でも、KGBの人間でもなく、CIAのスパイつまり三重スパイをしていたのさ。

 

って感じ。まぁサッチェルがローレンであることは途中ぐらいから勘付く内容ではあったものの、CIAのスパイというのは気が付かなかったな。冒頭からローレンの取調室にCIAの人間もいたから、気付いても良かったようなものだけれども。

 

まとめ

シャーリーズ・セロンがマジモンの殺しみたいなアクションをしているのが最大の見どころで、ついでにジェームズ・マカヴォイがカッコいい。見ているだけで幸せ系映画の典型。まーこれは家でDVDで見るのが気楽でいいかもしれない。