一番好きな映画は?と聞かれたときに、答える3本
社交界にてだいたい初対面の人同士で交わされる話題といったら、「趣味は何ですか?」である。
他に語るべき趣味もないから、私は映画を趣味と答えている。
すると、大抵は「今までで一番おすすめの映画は?」と訊かれることになる。
学生の時には一番など意識したことなく、「うーん」と唸っている間に相手に愛想をつかされてしまうということが数多くあった。そもそも母数が多すぎて一番など決められない。
しかし、社会人となってそういったロスが許されなくなってしまった。先輩に「映画が好きなら、ちゃんと答えられるようにしておきなよ」と注意された。もっともである。趣味に対して、いやあらゆる事象に対して、私は怠慢すぎるのだ。
そこで、私はどうにかこうにか膨大な作品群の中からベスト3を決めることにした。
その3つの作品の魅力と、なぜベスト3として他者に紹介するのかを書いていくぞ。
3本目、「アーティスト」
2011年の映画。アカデミー賞作品賞を受賞しているし、ご存知の方も多いかと思う。
サイレント映画からトーキー映画へ移り変わっていく1927年~1932年のハリウッドを舞台としており、サイレント映画のスターだった主人公が没落していく一方で、彼のファンだった新人の女優であるヒロインがトーキー映画のスターに上り詰めていくという映画。
以下動画見ていただけると分かるのだけれど、時代性を反映してサイレント映画かつ白黒の映画となっている。
なぜ、オススメするのかというと
◇2011年公開で白黒かつサイレントってだけで興味を持つ人が多い。
◇話が分かりやすく、ちゃんとハッピーエンド。脚本が良い。
◇オチが最高。
サイレント映画時代のスターの主人公が、ヒロインに夢を与えたように、物語の後半でスターに上り詰めたヒロインが没落した主人公に手を差し伸べ、最終的には2人にしかできない形で居場所を取り戻す、という話の流れが美しくて好き。
特にオチはサイレントだからこそ!白黒だったからこそ!な演出で膝を打ってしまった。
2本目、「スティング」
1973年の映画。wikiの説明がとてもよかったので、これは引用してしまう。
1936年のシカゴを舞台に詐欺で日銭を稼ぐ1人の若者が、親同然の師匠を殺害したギャングに復讐するために伝説的な賭博師と協力し、得意のイカサマで相手組織を徐々に追い詰めていく様を軽快に描いたコメディ映画。
なぜ好きかというと、
◇主演の二人、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードがカッコいい。二人がコンビとして活躍している様を見ているだけで心が躍る
◇テーマ曲が好き。「The Entertainer」聞いたことがあるのでは?
The Sting Theme (Joplin - The Entertainer)
◇詐欺を働くシーンの高揚感と、終始騙されている感覚。
カードで騙すシーンや大がかりな競馬場の詐欺など、自らがギャンブルに興じているような高揚感が味わえる。また、最後まで主演の二人に騙されている感覚が良い。オチで「こういうことだったの!?」となるはず。
3本目、「LIFE!」
こちらはまだオフィシャルサイトがあった。映画のサイトはクローズされているけど、DVDの紹介だけされている。
3本目は結構気分で変えたりしているけれど、今は「LIFE!」と答えている。裏方的な仕事をしているから、共感してしまうのだ。
あらすじはこちら(LIFE! : 作品情報 - 映画.com)を見ると分かりやすいが・・・。
「LIFE」という雑誌の最終号の表紙の写真をなくしてしまった写真管理部の所属の主人公が、写真家を追って世界を旅する話。
ナイトミュージアム主演で有名なベン・スティラーが監督および主演をしている。
何が好きかって言うと。
◇仕事頑張ろうって気持ちになれる。
→LIFE誌最終号の表紙の写真が何だったか、楽しみにしてほしい。このオチが大好き。
◇世界中旅する映像が綺麗。冒険ものはやっぱりワクワクする。
◇旅をする前に不甲斐なかった主人公に共感できる。
→まぁ・・・私もこんな感じの人間なのだ。
てな感じで3本いつもあげているんだけど・・・。有名だと思うんだよね、どれも。
しかし、だいたいは知らないって答えられる。なぜだ。もっと盛り上がると思っていたのに。
だから最近は
これと
これと(君の名は。よりこっちの方が好きだったので、ここは妥協できなかった)
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これ
って答えてる。まぁ、嘘じゃないしね。全部大好きな作品だよ。
ただ、「映画好きなのにこういうメジャーなのあげる?」って声が怖いよ。
もう映画が趣味って言わないほうが良いのかもしれないね!
全ての映画好きに幸あれ!!!!