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定時後に映画館

仕事の片手間に映画の話をします。

【新社会人へ】昼のひとり飯は出来るだけするな、最後に切り札にとっておけ。

Netflix野武士のグルメお題「ひとり飯」

 

「野武士のグルメ」というドラマのPR企画に乗っかっている割には、「ひとり飯」を真っ向から否定するようなタイトルとしてしまって申し訳ない。

しかし、オチは「最高!ひとり飯」ということで締めくくるつもりなので、最後まで読んでほしい。

キャペーン期間終了後、Netflixによる厳正な選考をもって受賞者を決定し、週刊はてなブログにて発表します。

特に、選考者の皆さん。そして、新社会人の皆さん。

 

今日、4月3日はおそらく新社会人にとって初めての出社日であり、もしかしたら入社式が行われる日だと思う。

世間は新社会人へのメッセージ、応援で溢れかえっている。私も社会人として2年を過ごし、今日から3年目。「ひとり飯」というキーワードを目にして、私もその「応援・アドバイスの波」に一つ乗っかろうと思った。

題して、「昼のひとり飯は出来るだけするな、最後に切り札にとっておけ。」 である。

ひとり飯の「罪」と「救済」について語っていきたい。

1年目は先輩に愛される努力をするべきである。

2年前の4月1日、私は社会人となった。

内定者時代に未来の同期達と顔合わせをしたとき、滅茶苦茶オラついたうぇい系男子が溢れかえっていた様を目の当たりにし、「会社の選択を間違えたかもしれない」と心を悩ませながらの入社だった。

その恐怖と不安に立ち向かうことが出来ず、入社式の前に「イントゥ・ザ・ウッズ 」を、入社式の直後に「イミテーション・ゲーム」を見に行ったことを今でも鮮明に覚えている。

なんで出社前に映画見てんだよ。同期と交流しろよ。 と声を大にして言いたいが、過去は変えることはできない。

 

まぁ入りが悪いと、ずるずるとその歪みは引きずってしまうもので。

研修が終わり、配属された後もなかなか周りに馴染めないまま日々は過ぎ去っていった。

同期が職場にうまーく馴染んでいるのを見て(=先輩や上司に愛されているということだろう)、「スゲーな」と感心しつつ、自分との差は何かと分析したところ、一つの仮説が生まれた。

 

「オフ」の会話が上手い。上下関係を弁えながら、踏み込んでいく関係を作り上げている。

 

まぁ考えてみれば当然の話で、先輩からしてみたら、自分に興味を持ってくれる1年目は可愛いし、逆に何を考えているかわからないような新人には近寄りがたい。

愛される1年目は、自らを知ってもらい、そして相手を知ろうとしていた。9時~18時という限られた枠の中で、ただ与えられた仕事をこなしているだけでは決してできないことだと思う(事実、私はできなかった)。

 

相手を知ること、そして自分を開示すること。ちゃんと先輩に愛されること。それが1年目にとって最も大切なことだ。

なぜなら、1年目は驚くほど仕事ができない。経験も知識もないし当然だ。学生時代に学び、経験したあれこれは、会社という仕組みの中でいきなり活躍できるほどの威力を持っていない。

戦力になる社会人になるためには、社会や企業の中で闘えるだけの経験や知識を積まなければならない。その経験を1年目に与えてくれるのは誰か? もちろん上司であり、先輩である。よくわからない新人よりも、仲のいい新人の方が信頼される。結果、色んな経験やチャンスが降ってくるのだ。

 

まーこれは一般論である。「そりゃ、人に愛されたほうが良いよね。人間関係が仕事を作ってんだよ。」僕だってそんなに分かっている。だけどできなかった。

しかし出来なかった人間なりに、どうやったらイージーに先輩に愛されるのかを考えてみた。

その答えが、「一緒に昼ご飯」である。

昼ごはんの時間は、先輩と仲良くなるチャンスだった。

私は営業ではないので、オフィスで過ごしている時間が長い。1年目の時、部署の先輩方と一緒に社食で昼ご飯を食べることなどしょっちゅうだった。

 

自らを開示し、相手を知る。そんなの9時~18時という限られた枠の中で、ただ与えられた仕事をこなしているだけでは決してできないことだと前述したが、愛される1年目達は、それを昼ご飯の時間を使ってやっていたのだ。

(飲みに連れて行ってもらうという方法もあるが、最初のステップとしてはやはり昼食の時間だろう)

 

しかし残念ながら私も1年目の時は先輩方と一緒に昼ご飯を食べることが多かったが、なかなかうまくコミュニケーションが成り立たなかった。

というのも、既に関係性が成り立っている先輩方の会話に踏み込んでいくのは、どうも気が引ける。私が知らない人間の話や、仕事の話や、興味のないスポーツの話で大いに盛り上がっている。そこに踏み込んでいく度胸がなかった。

「話の腰を折ってしまうのではないだろうか」

「変なことを言ってしまっていないだろうか」

そんないらない心配をして、黙って相槌を打ちながら先輩方の話を聞いていた。常に緊張状態にあり、飯の味もまともにしない。あまり多く頼みすぎても、独りだけ食べるのが遅いと迷惑だ。

結果的に、手軽に食えて値段の安いそばやうどんばかりを啜るようになっていた。何とつまらない昼食! 先輩の話を聞きながらそば(270円)を啜っているだけ!

昼休みという名目ではあるが、仕事中よりもストレスフルな時間と成り下がってしまっていた。

 

しかし今更になって思うが、敬語や相手への最低限の礼儀さえ弁えていれば(私はそれさえ苦手だったから、仕方がないのだけど)、会話に入ることは罪ではない。

1年目という立場は「特権」だ。踏み込もうが、意見を言おうが、ある程度は許されてしまう。その切符を捨てるべきではない、大いに利用するべきだ。これから1年目生活を送る皆さんには、変な遠慮は捨てて、ぜひとも踏み込んでいってほしい。

わけわかんねえ話が展開されていたら、よく分からねえと言って興味を持つこと。そこから人との関係が深まっていくのだ。

今更になって力が抜けて好き勝手食事中も先輩方、あるいは後輩とも話せるようになったが、それぐらいのスタンスで最初っからやっていたら、もっと充実した1年目生活を送っていただろうなあと後悔している。

 

閑話休題。それが出来なかった私はどんどん「よくわからない新人」と成り下がっていった。

最初のうちは先輩方も優しいので、私に話を振ってくれるわけだが、その回答がおそらく常識を逸していたため、「変な奴」というキャラクターが出来上がってしまう(常識に則った回答を用意しておけ、自分が変な奴だと自覚している奴は)。

そして、その結果、話の振り方が過激になっていく。具体的には記載しないが、とにかく部署の人間と食べる昼食はストレスになっていた。

で、限界を超えたタイミングがあった。上司の言葉がきっかけだが、説教の延長線上にある言葉なので、必ずしも彼だけが悪いわけではなく、私も問題ありだったわけだが、心象的には最悪だった、というだけだ。

その日、一度ひとりで昼食を食べてみようと決意した。1年目の12月のことだった。

社会人の「ひとり飯」、爆誕である。

限界を迎えた後の"ひとり飯"は最高だった。

さて、ようやく「ひとり飯」にいきついた。

本来、こんなお題だったんだぞ。

お題その2は「ひとり飯」です。「野武士のグルメ」では、“気が向いた時に好きなものを自由に飲み食いする”ひとり飯の楽しさが描かれています。よく「ひとり飯」をするお店、最近食べた「ひとり飯」のメニュー、記憶に残っている「ひとり飯」……。さまざまなエピソードを教えてください。

 

心身を消耗した私は、ふらっと12時前にひとりで社食に向かった。麺類にとことん飽きていたが、財布はわびしいので、ポークカレー(260円)と野菜小鉢(50円)をオーダーする。

カウンター席のようになっていて、誰とも向き合わずに外の景色を見ながら食事が出来る一角がある。そこでぼーっと何も考えずに、ただカレーを口に運ぶわけですよ。これが美味しいの。ただのカレーなんだけど、目の前のカレーと真剣に舌で向き合ってることで、ちゃんと「美味しい」と感じられるわけですわ。ただ手放しに味覚だけに集中できる環境の素晴らしさ。

好きなものを、"自由に"に食べる!

そう、自由こそが食事における最高の調味料だと気付いた瞬間だったね。

 

ま、1年目は職場でのコミュニケーション頑張ったほうが良いよと言ったものの、誰もがコミュ力あるわけではないし、頑張っている人も先輩との慣れない人付き合いに疲れるときはあるとは思うわけです。そんなとき、息抜きに「ひとり飯」をすると、凄いリフレッシュするから、試してみてほしい。

 

で、ここからが私の失敗なのだけど、それ以降「ひとり飯」にハマって、ふらっと昼飯にひとりで行くことがどんどん増えていった。陸の孤島みたいなところに会社があるから、社食が多かったのだけれど、調子に乗って外で食べることも増えていった。

「1年目は先輩とのコミュニケーションが大事」。誰しもが考えたらわかる事実を蹴っ飛ばして、自由な味覚を求めたモンスター1年目が誕生してしまったわけだね。

ちなみに「野武士のグルメ」の主人公は、定年後のおじさん。

1年目の私、22歳。

先取り過ぎだよ・・・。でも、最高なんだ、ひとり飯。

1年目の皆さんへ

記事のタイトルが【新社会人へ】ってことなので、最後に言いたかったことをまとめておくぞ。

◇昼食の時間を利用して、先輩とコミュニケーション!仕事のチャンスが増えるぞ★

◇それでも、疲れちゃうときはあるよね★そんな時は、ひとり飯だよ!

◇就業中にひとり飯を繰り返す1年目には、あまりならないほうが良いぞ!先輩との距離が広がっちゃうからね!

 

というわけで、お題「ひとり飯」でした。

Netflix6カ月分が当たったら、「野武士のグルメ」の感想を書きましょ。

 

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