定時後に映画館

仕事の片手間に映画の話をします。

2016年公開オススメ映画8選

こんばんは、クリスマスですね。

 

年末もう映画館に行く予定もないので、今年良かった映画の振り返りを早々にしてしまおうと思います。オススメの作品を、8作に絞りました。

3本邦画、5本洋画。邦画に興味ない人は④からどうぞ。

 

この世界の片隅に

konosekai.jp


 戦争アニメ映画。「日常系アニメ」というキャラクター推しの何でもない毎日を描く系ジャンルが存在するが、僕はこの映画を見たとき「日常系アニメだなあ」とまず感じた。もちろん良い意味で。
 当時の日常生活を丁寧に伝えていて、キャラクターも立っている。だから、その日常を「壊す」存在である戦争の悲惨さがとても伝わってくる。
 かといって、重くなりすぎない。見た人を後ろめたい気分にさせないので、なんというか戦争をフラットに見れる。ヒロインがすずであることがこの映画の肝で、彼女のぼんやりしたところや前向きな姿勢に視聴者は救われていたような気がする。

 

②湯を沸かすほどの熱い愛

atsui-ai.com


 家族の太陽なお母さんの余命がわずかな映画。そういう映画はいくらでもあるけれど、この映画は母親の余命宣告をきっかけに、バラバラだった家族が家族らしくなっていく作品だ。母、父、娘2人という家族構成で、父親以外それぞれが「個人的かつ深刻な」問題を抱えているのだけれど、それを「家族の問題」にして一緒に苦しみ、支え合っていこうと団結していく様がとても暖かい。ちなみに物語の伏線の張り方も上手かった。
 一家の太陽である母親を宮沢りえが、不甲斐ない父親オダギリジョーが演じていたが、はまり役だった。僕が個人的に好きな杉咲花も出演していて、キャストも大満足な作品。

 

君の名は。

www.kiminona.com


 新海監督の魅力「焦燥感ある恋愛」をすべて前向きに明るく表現しきった究極の大衆映画。そりゃ売れるわ。
 星野源がANNで言ってたけど、今年ヒットした作品(君の名は。と逃げ恥)は、音楽をとても大切にしていると言っていた。新海監督のルーツはそこにあると思う。

 なお私、新海監督がとても好き。いずれ別の記事にして、彼の魅力をちゃんと語りたい。

 

ズートピア

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 上半期、相当ヒットしていたのに、今年のアニメ映画は「君の名は。」になってしまった、悲しみを背負った作品。

 私はディズニー長編アニメーションが好きで55作全て見ているのだけれど、ズートピアは1番とは言わずとも5本の指に入る名作だと思う。
 種族による差別という重いテーマを、説教臭くならずジュディに共感する形で視聴者に伝える秀逸な脚本。無駄が一切ない、90点をコンスタントに生み出し続けるディズニーらしい作品。動物の「らしさ」を活かした小ネタが至る所に散りばめられていて、一切退屈しない夢のような映画。

⑤ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ 

best-seller.jp


 敏腕な編集者と精神的に幼い天才作家の関係を描いた映画。私の好きな小説・映画である「グレート・ギャツビー」の編集者の話ということで、視聴を決定。
 とにかく、役者が良い。「実力者の凄み」と「まだ芽が出たばかりの新人作家を見守る温かさ」を持ち合わせた編集者を演じるコリンファースと、感情的で自分の信じたことに真直ぐすぎる作家を演じるジュードロウ。パートナーでもあり、師と弟子的な関係でもある2人の関係の変化と、その中で成長していく若き作家
 世界屈指のイケメン、ジュードロウがいるだけで女性は全員もれなく楽しめる映画なので、安心して視聴いただきたい。

 

⑥シング・ストリート 

gaga.ne.jp


 女の子に惚れてバンドを結成する少年の青春モノ。バンドメンバー同士の友情、彼らが抱える問題(主に家庭環境)、そして好きな女の子。思春期の少年が抱える全ての問題がこの映画に詰まっていて、それを音楽で打破していく様を見ているのは単純に気持ちがいい。我々が青春モノときいて期待する要素が余すことなく盛り込まれている。
 こういう映画を見ると、いつだって男子校はクソだと思い返す。

 

⑦グッバイ、サマー

www.transformer.co.jp


 フランス映画。・・・というだけで大体どんな雰囲気かみんな察することが出来るから、フランス映画らしさについて語ることは避けるけれども、難しい心理描写と情景が2時間流れているという視聴難易度が高い映画では決してなく、起承転結がはっきりした分かりやすい映画だった。僕はこの映画の「良いとこどり感」が好き。
 これも男子2人の青春を描いた映画だったのだけれど、爽快というよりはほろ苦い。内気な主人公と、快活な転校生が改造した「家っぽい車」で旅する。旅を終え、主人公が(すれた)大人になってしまうのだけど、それがとてもいい。2時間近く青春を描いたあとの、「青春終わりましたよ」感がグッと詰め込まれたラストシーン。ギャップにぞわぞわする。

 

⑧ブルックリン

www.foxmovies-jp.com


 こちらも旅・・・というか移住を通じてヒロインが成長していく映画。アイルランドからアメリカへ移住してきた女の子が、現地でイケてる男性と恋に落ちたんだけど、とある事情で故郷に戻ることになって・・・、みたいな映画。
 アメリカに移住してホームシック⇒アメリカでの生活を楽しむ⇒故郷に戻るけどまだ気持ちはアメリカ⇒そしてどちらを選ぶ? という物語の流れなのだけれど、その契機ごとに彼女が何を考えていて、何を大切にして、そして何を決断するのか、という心の動きがよく伝わってきて、物語の最初と最後で彼女が別人の如く変化しているのが面白い(逆に、変化していないものが光って見えるのもいい)。
 生活の変化に臆病な方々は見るといいかも。元気になれる。

 

<8本だとキリが悪いので、以下、個人的に好きだった映画2選>


⑨シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

marvel.disney.co.jp


 今年は久々に連ドラをいくつか見て、こういう続き物の魅力ってキャラ一人ひとりに思い入れが出来て、ストーリーに重みが出てくることだよなあって感じたのだけれど、アベンジャーズシリーズはこれに近い。第1作から見ている人なら、無条件で楽しめるお祭り映画。
 スパイダーマンの登場をどれだけ待ちわびたか。そしてやっぱりアントマンのおかげで戦闘が面白い。彼の功績は大きい。

 

傷物語〈Ⅱ熱血篇〉

www.kizumonogatari-movie.com


 ヒロイン羽川翼の殺人的な可愛さを目の当たりして、一瞬三次元の恋愛捨てそうになった。 
 こういう映画を見ると、いつだって男子校は最高だったなと思い返す。

 

 

 

 さて、今年はTOHOシネマズフリーパスを手に入れたこともあって、たくさん映画をみました。良い作品を選ぶのにも時間がかかってしまった。

 

 来年1作目はおそらく「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」なので、そちらの感想からスタートしたいと思います。